精神科学
科学的に証明されたと言われると、我々はそれは正しいものだと受け止める。
しかし考えて見ると、これは主として物質文明の科学でしかあり得ない
精神科学は、未だに科学の光が射していない。つまり人間の心、とか魂とか、精神という部分については科学は今からの分野である。
意識や心に対する分野は、いままで科学の光を当ててこなかった、少なくとも研究はいまだその端緒についたばかりである。
それにもかかわらず、科学がいまだ解き明かしていない部分を非科学的な分野として手をつけていない。
ところが人間は科学で解明された部分といまだ手付かずの両面を持つ存在なのだ。これは精神と肉体のアンバランスという形で噴出する。
今からの科学は精神科学にもっと力を入れなければならない。ついでいにっておけばカナダの有名な脳科学者 ペンフイールドが最後の言葉としていままでの
自説を否定して。ーーつまり精神作用も脳作用の一種で脳作用の完全解明で心もすべて解明されたとする説ーーなくなってから進んでいるとはいうものの心とか精神というものについて完全解明にはいたっていない。
創造活動に携わると、特にこの辺のことを痛感する