日々雑感

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くまさん、はつあんの神仏談義

2011年01月23日 | Weblog
くまさん、はつあんの神仏談義

くまさん
人間以外のものというと、すぐ神仏と来るが、みんなわかっているじゃろうか?
ハッツアン
あたりめーじゃねーか。神仏が解らないでどうする?
くま
じゃ聞くが、どちらがえらいんだい?
ハチ
なに?神仏のどちらが偉いだって?そんなもの 区別はできんじゃろう。どうしてそんな野暮なことを聞くんじゃ?
ハチ
いやー。何時も気にしているんだ。例えば願い事をするときに、偉い方に頼んだか得じゃないか。、御利益あらたかなのは、偉い方じゃないのか。決まっているじゃろ。
クマ
なるほど。おめーは御利益の多寡で偉い方をきめるのか。それじゃ御利益のない神仏は用ないしと言うことか。神仏を御利益の多寡ではかるというのは考え物だ。ハチ
色々ご託を並べるけど、人間は神仏をその程度にしか考えてないのじゃないか?
クマ
それは神仏に対して失礼というものだろう。おめーのいう神仏の中味は何なのだハチ
仏さんというのは、この世に肉体をもって存在していたひとが亡くなると、魂だけになり、いわゆる仏になる。神さんというのは、それとは別格で、肉体を持ってこの世に存在したものではない。しいて言うなら、磨かれぬかれた魂のあつまりみたいなものだ。
クマ
よくもそんな話をでっち上げるな-。誰からヒントを貰ってそんなことを考えたのだ?第一死んだら魂の世界に帰って行くなんて、未だかって証明した人はいないのだぜ。それに死んだら魂の存在だけになるなんて誰が決めたのだ?
ハチ
誰も決めてはいないよ。それはね。この世では肉体と魂を持つのが人間とされているだろう 。死ぬと肉体は亡くなるが、魂の方はどうなるのか解らないじゃないか。もし肉体の生滅が全ての生滅というのなら、墓はいらないぜ。ところが
いまどき地域によると、墓ブームとか墓バブルと言うじゃないか。先生の話によると、大阪の中心部にある、四天王寺では墓地が畳半分くらいの聖地が1区画500万円するとか言う話じゃないか。とても庶民は墓どころではなくて、近頃はお弔いもしないで、死んだ肉体を燃やしてその骨灰を 業者に片付けさせて、それで終わりだというじゃないか 。墓も寺も仏壇もあったものじゃない。それでも一応仏さんじゃないか。
仏さんというからには、そこには魂は残るというのが前提だ。えーい。面倒くさい。人間は死んだら仏さんになるの!!。生臭い人間が死んだからと言って即仏になるというのは楽観過ぎるよ。中陰と言ってな。人間の世界にもいないし、仏の世界にもいけない、宙に浮いた時期があるんだよ。世にいう49日という奴だ。その間に色々調べられ審査があって、収まるところ決まる。閻魔さんがその役割だ。
それから地獄、極楽への道筋が決まる。

クマ
そんなアホな。一体誰が決めたのか。それはどうせ、この世の道徳家が決めたのだろう。何を根拠にそんなことがわかるのだ?馬鹿馬鹿しい。そんな俗世の考えは捨てて神様一本で行けばいいのだ。日本の神様の大本は伊勢神宮の天照大神だ。
これを「てんてるだいじん」だなんて読むなよ この神さんは日本中の神さんの大本締めだから偉いに決まってる。だから天照大神を拝むのが、一番だ。

ハチ
お前は神さんだと言うし、俺は仏さんだという。いずれにせよ神と仏は違うことだけは確かなことだ。その違いだけ確認しておこう。神仏と言わないで神と仏というのが正解だ。神は神だ。仏は仏だ。それさえ押さえておけば大きな間違いは有るまい。