コンサルタントバンク コンサルタント(プロ・希望者)+ 士業の異業種交流会

コンサルタントバンクは、コンサルタントや士業の先生方の異業種交流会で、無料で登録できる組織です。関連情報をお届けします。

■【信頼できる経営コンサルタントの選び方 10のポイント】5 コンサルティング・フィーで判断する

2020-07-07 05:46:00 | 【経営】 コンサルタントの選び方

■【信頼できる経営コンサルタントの選び方 10のポイント】5 コンサルティング・フィーで判断する

 経営コンサルタントに依頼してみたいけど、「いくらくらいかかるのか?」「本当に効果があるのだろうか?」など、ご心配な経営者・管理職の皆様は多いかと思います。

 何万人という中から、自社に最適な経営コンサルタントを見つけ出すことは至難の業です。経営コンサルタントを選定せざるを得ないときにどのようなポイントに重点をおいたらよいのでしょうか?独断と偏見でまとめてみました。

 経営者・管理職向けですが、裏を返しますと、経営コンサルタントや士業の先生にも参考となると信じます。

本

■5 コンサルティング・フィーで判断する

 「経営コンサルタントに依頼するのはお金がかかる」と決めつけていませんか?

 「費用対効果」の問題です。投資以上の成果を上げられるのがプロ経営コンサルタントです。

 大手コンサルティング・ファームのコンサルティング・フィーは、何千万から何億というのが相場です。しかし、提供されるコンサルティング内容は、その会社の既述の通りに行われることが多いようです。フィーが高いのは、質の高さではなく、固定費の高さに基づくものです。

 一方で、無料とか、微々たるコンサルティング・フィーで引き受けてくれる経営コンサルタントもいます。中には、基本のコンサルティング・フィーは安くして、実績に基づいて料金を支払う形式の契約方法もあります。

 私は、コンサルティング・フィーは「けちらない」「値切らない」をお勧めしています。

 コンサルティング・フィーとして大金を支払えば、もとを取ろうとして、依頼した企業は一所懸命にやるでしょう。それが結果として出てくるのです。

 無料であったり、安いコンサルティング・フィーであったりしては、「失敗しても被害は少ない」という安易な気持ちが、経営者側の心のどこかに潜んでいて、せっかくコンサルティングを受けても十二分に活用し切れないことが多いのです。

 商工会議所などから派遣される中小企業診断士の先生が、あまり成果を上げられないでいるということをしばしば耳にします。

 派遣される中小企業診断士の先生に問題があることもあるでしょうが、むしろコンサルティングを受ける企業側の取り組み姿勢の影響を受けることが多いのではないでしょうか。

 経営コンサルタントが、相当なる時間やエネルギーを投入しなければ、企業が抱える問題を解決したり、課題をクリアしたりすることは困難なことが多いのです。

 コンサルティング・フィーの決定には、投入時間が計算の基準となっていることが多いですので、企業側が、コンサルティング・フィーを値切りますと、投入時間が削減されかねません。ベテランコンサルタントではなく、経験の浅い先生がアサインされるかもしれません。値切った結果として、依頼する企業にとっては損をすることになります。

 企業経営者の中には、「税理士がいるから経営コンサルタントは不要」と考えている人がいます。

 税理士は、会計業務という過去の数値を見ることが本業です。一方で、経営コンサルタントは、将来を見た数字を重視した経営支援をするのが仕事です。しばしば、前者を「過去会計」、後者を「未来会計」と呼ばれます。

 過去の実績を診ますと、企業がかかえる問題点を見出しやすくなります。税理士を「過去会計をする人だからコンサルティングができない」と決めつけず、その先生の経験や実績、熱意を評価すべきです。

 コンサルタントは、企業の発展のために何をすべきか、どのようにすべきか等々におけます、具体的なアクションプランを立て、それに基づく活動を効果的にできるように支援をしてくれます。

 もちろん、税務中心なさっている税理士の先生の中には、コンサルティングができる先生もいらっしゃいますが、やはり「餅は餅屋」ともいいます。

 税理士や社労士などの先生方は、その分野ではご専門です。その分野で課題を抱えている企業は、それぞれの専門分野の先生にお願いすれば良いでしょう。

 経営環境が厳しい昨今では、コンサルティングに求められるレベルが高くなってきています。経営のコンサルティングは、経営コンサルタントやに任せることが、費用対効果のめんでもよろしいでしょう。

 投入する金銭以上の効果を上げるのが、プロコンサルタントです。

 

■ バックナンバー

 このシリーズのバックナンバー(←クリック)をご覧いただけます。

 また、ウェブサイトでもご覧いただけます。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする