【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 12月31日 ◇ハーバードビジネススクール流 ◇江戸流儀による寿司の“喰い方” 12 ◇「睦月」の語源は?
明けましておめでとうございます。
2023年夏より開始しました「【小説風 傘寿】老いぼれコンサルタントの日記」ですが、お陰様で概ね好評です。
それに甘んずることなく、このシリーズを、今年も継続して参ります。
【 注 】
日記の発信は、1日遅れ、すなわち以下の内容は前日のことです。
平素は、私どものブログをご愛読くださりありがとうございます。
この度、下記のように新カテゴリー「【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記」を連載しています。
日記ですので、原則的には毎日更新、毎日複数本発信すべきなのでしょうが、表題のように「老いぼれ」ですので、気が向いたときに書くことをご容赦ください。
紀貫之の『土佐日記』の冒頭を模して、「をとこもすなる日記といふものを をきなもしてみんとてするなり」と、日々、日暮パソコンにむかひて、つれづれにおもふところを記るさん。
【 注 】
日記の発信は、1日遅れ、すなわち内容は前日のことです。
■【小説風 傘寿の日記】
私自身の前日の出来事を小説日記風に記述しています。
12月31日
ネット上では、大晦日にそばを食べる人はマイナーな存在だと、息子が言っていました。
若い人達は、伝統にあまり固執しないのでしょう。
そのうちに、[昔は、大晦日にそばを食べていたらしい」というような会話がなされるようになるかもしれませんね。
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紅白歌合戦を見ても、面白みを感じないどころか、騒がしくさえ思えました。
年を重ねてきたせいか、時代の流れから脱落してきているのか・・・
気分転換に、かねてから興味を持っていた江戸庶民の生活、江戸から学ぶことが多く、時々、江戸に関する書籍を手に取ります。
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◆江戸流儀による寿司の“喰い方” 12
江戸っ子は、「食べる」という言葉より「喰う」という表現の方がぴったりします。そばと共に江戸というと江戸前寿司です。江戸も中期となると、寿司も今日と同じにぎり寿司です。
海苔巻きも当時からありました。恵方巻に代表される上方の太巻きではなく、細巻きです。江戸っ子は、寿司を飯の代わりと言うより酒の肴としてつまんでいました。今日では海苔巻きなどの巻物は最後に頼むのが常識のようですが、江戸っ子は酒のつまみとするのですから、飲み始めから巻物を頼んでいました。
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お酒を飲む人は、刺身をつまみに一杯やってからお鮨を始めるというパターンが多いと思います。実はこれは江戸では関西風とみなされ、江戸っ子は、そんなのは野暮なことと感じていました。
江戸っ子は、上述のようにいきなりお寿司を食べたり、ときには銀しゃり、すなわちご飯(飯ではないことを当ブログで紹介済み)を頬張ったりしました。お酒に対して生魚は主張が強すぎると感じていました。すなわち、その中間的な存在として、生魚の強さを銀しゃりがとりもって、酒の肴としてちょうど良い加減と言えるのです。
巻物も江戸流がありました。江戸時代には鉄火巻きはありませんでした。マグロというのは、寿司飯なしで、海苔で直接巻きます。四角く切ったマグロを巻くので,マグロ巻というのは四角いのです。それに対してキュウリやかんぴょうは丸く巻いたのです。
当ブログでも紹介しましたが、赤身の良いところだけを見繕って醤油とみりんで浸けた「ヅケ」として食べていました。マグロは「下魚」とみなされていました。今日珍重されているトロなどは見向きもされなかったと言いますからもったいない話ですね。私が江戸時代に生活していたら、わずかな食費で生活できたかも知れませんね。
■ 「杉浦日向子の江戸塾」バックナンバー ←クリック
杉浦日向子女史の江戸塾は、江戸時代のエコ生活から飽食時代を迎えている我々に大きな示唆を与えてくれます。
■【今日のおすすめ】
■【あたりまえ経営のきょうか書】 ビジネスパーソン成功術 3-02 ハーバードビジネススクールで唱える学ぶ上で最も重要なこと
「多様性の時代」ということで、若い人達の働く意識が変化してきていると聞きます。
一方で、伝統的な思考の中でも、忘れてはならないこともあるはずです。
なんでも、かんでも、「古いものはダメ」と決めつけて良いのでしょうか。
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■【お節介焼き情報】 「すぐ行動できない人」でも意外に簡単な対処法でやる気が出る
やらなければならないのに、なかなかやる気が起こらないというときがあります。
それが日常茶飯な人もいます。
良い対処法はないのでしょうか。
■【今日は何の日】
当ブログは、既述の通り首題月日の日記で、1日遅れで発信されています。
この欄には、発信日の【今日は何の日】と【きょうの人】などをご紹介します。
- ■【ご挨拶】 新年を迎えて 「枕草子に登場する『まねぶ』は実力養成の第一歩」を貫く
- ■【今日は何の日】 1月1日 元日と元旦 使い分けていらっしゃいますか?
- ■【きょうの人】 0101 ■聖徳太子 ■ 鉄眼道光 ■ 一向上人(一向 俊聖) 踊り念仏の普及
■【経営コンサルタントの独り言】
その日の出来事や自分がしたことをもとに、随筆風に記述してゆきます。経営コンサルティング経験からの見解は、上から目線的に見えるかも知れませんが、反面教師として読んでくださると幸いです。
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◆ 紅白歌合戦 c31
紅白歌合戦は、ますます若手アーティストの占める割合が高くなってきましたね。
ほとんど歌番組をテレビで見ることがない私ですが、そんな私の目にとまる歌手もいます。ところが、「あの歌手は上手だ」と思っている人が出場できていません。一方で、これがプロの歌手かと思うような人が何組も出ています。人気だけで選ぶのであれば、その種の番組があるので、それを紅白歌合戦に持ち込むのはどうでしょうか。
紅白歌合戦のコンセプトをも一度見直し、「実力主義」を標榜してはどうでしょうか。
バラエティ番組など素人に毛が生えた程度でテレビ出演をしている人が多く、逆に、実力を判定できる人が少ない世界のような気がします。実力判定ができないから、人気とか売上数とか、数値として見える物に頼りすぎです。実力判定という能力が退化し、ホンモノの実力を判定できなくなってしまっているのです。
プロもどきのアマチュアに乗っ取られたテレビは、このままでは衰退するでしょう。
■【老いぼれコンサルタントのブログ】
ブログで、このようなことをつぶやきました。タイトルだけのご案内です。詳細はリンク先にありますので、ご笑覧くださると嬉しいです。
- ◆【季節 一口情報】 1 月 睦月 その名前の由来は?
- 【ご挨拶】 新年を迎えて 「枕草子に登場する『まねぶ』は実力養成の第一歩」を貫く
- ■【成功企業・元気な会社・頑張っている社長】 世界に発信できるブランド名「TOKYO WOOD」 3719-4c31
- ■【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 12月30日 ◇信頼できるコンサルタント ◇ウォーキングと並行した動作で副次効果を狙う 3-5 腰の柔軟性を高める体側ひねり
- ■【今日は何の日】 12月31日 大晦日 大祓 追儺(ついな)
- 【あたりまえ経営のすすめ】経営戦略編 経営理念の構築・再構築 35 自社の経営理念はこれで良いのかの検証 1
- 【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 12月29日 ◇今日のおすすめ 経営コンサルタントの本棚 ◇サザエさんのお父さんの毛は何本? c29
- ■【今日は何の日】 12月30日 地下鉄記念日 証券取引所大納会
- 【経営コンサルタントへの道】 5. 信頼できる経営コンサルタントとは 3 有能な経営コンサルタントは多くを担当しない
- 【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 12月28日 ◇「まねぶ」が成長の原動力 ◇日本庭園の滝について ◇元気な会社 ハードルが下がる?流れ星に願い事 2511-3c17
- ■【今日は何の日】 12月29日 シャンソンの日 山田耕筰忌日 【きょうの人】紹明
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- ■■【経営コンサルタントの独り言 健康・環境】 エネルギーは採掘から製造へ 16925
■【小説風 傘寿】老いぼれコンサルタントの日記 バックナンバー
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