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【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 5月1日 「あたりまえ経営のきょうか書」シリーズ 4-32 経費を抑えて効果を高める社員研修のカリキュラムづくり PDCAの活用法
平素は、私どものブログをご愛読くださりありがとうございます。
この度、下記のように新カテゴリー「【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記」を連載しています。
日記ですので、原則的には毎日更新、毎日複数本発信すべきなのでしょうが、表題のように「老いぼれ」ですので、気が向いたときに書くことをご容赦ください。
紀貫之の『土佐日記』の冒頭を模して、「をとこもすなる日記といふものを をきなもしてみんとてするなり」と、日々、日暮パソコンにむかひて、つれづれにおもふところを記るさん。
【 注 】
日記の発信は、1日遅れ、すなわち内容は前日のことです。
■【小説風 傘寿の日記】
私自身の前日の出来事を小説日記風に記述しています。
「人材を育てる時代は終わった」という人がいます。
人材は、出来上がった人を採用すれば、教育費用を削減できるというのです。
世の中の風潮に乗っていてよろしいのでしょうか。
コンサルタントを目指す人達の集まりがあり、【あたりまえ経営のすすめ】について、お話をする機会を得ることができました。
下記のようなテーマでお話しました。
■第4部 【あたりまえ経営のすすめ 経営支援編】 3 社員研修で人財を効果的に育てる
半世紀にわたる経営コンサルタント経験から、いろいろな事を体験し、コンサルティング現場で活かしてきました。
士業・コンサルタントは、経営者・管理職に対して、いろいろな局面からの支援をしていくべきです。そのためには、経営者・管理職の立場も理解をしていなければなりません。
経営者・管理職向けの情報に対して、「俺は、コンサルタントだ。経営者・管理職向けの情報など必要がない」という姿勢でよいのでしょうか。「裏を返せばコンサルティングに通じる」という発想を士業・コンサルタントがしますと、視野が広がると考えています。
士業・コンサルタントも経営者・管理職も、フレキシビリティを持った発想が必要なのですね。
このような視点で、第4部をお届けします。
1章は、「コンサルタントとは何をしてくれる職業なのか」という視点で、士業・コンサルタントの本質を経営者・管理職に知っていただきたいと思うコンテンツでした。
第2章は「信頼できる経営コンサルタントの見分け方」というテーマでお話してきました。
残念ながら、世の中には、悪徳コンサルタントといわれる人もいます。
また、この人を信頼してよいのだろうかどうかの判定も難しいことです。
そのような経営者・管理職の皆様に、少しでも参考となればと考えてお届けします。
コンサルタント・士業の先生方は、それを裏返して、自分は経営関連の専門家として如何にあるべきかを考えていただきたいと思います。
すなわち、それを理解でき、行動に移せる士業・コンサルタントがホンモノのプロといえるのではないでしょうか。
第3章では「社員研修で人財を効果的に育てる」というテーマでお話します。
社員研修は、景気が悪くなると実施しなくなる企業がいます。一方で、社員研修には麻薬性があり、やり始めると、それを継続しないと心配で仕方がない企業もあります。
社員研修は、適切な方法で実施すれば、少ない資金投入でも実施できます。
「社内で意図を育てる時代は終わった」という人を時々見かけますが、それを鵜呑みにしていて良いのでしょうか。
■ 第4部3章 32 【経営支援】 経費を抑えて効果を高める社員研修のカリキュラムづくり
図は、管理職研修のカリキュラム例です。
「管理の基本はP-D-C-Aである」としばしば言われますが、管理職の管理という業務というのは、独立した一つのプロジェクトの場合もありますが、実務的には連続する実務の繰り返しと筆者は考えています。
すなわち、管理職の管理は「P-D-C」と考えています。単独に独立したプロジェクトであればPlanしたことをDoし、それをCheckした結果に基づき、AすなわちActionを実行するデミングサイクルが成り立ちます。
ところが、管理職の連続する実務においては、Checkした結果、次の行動を起こすためにはPlanを立案する必要があります。そのPlanは最初のPlanであるP0ではなくP1になり、D1につながるのです。そして、さらに次のP-D-Cへと連続し、業務が改善し拡大してゆきます。
このようにして発展していく、すなわちサイクルではなくスパイラルになるのです。そのスパイラルも拡大していくことが企業の発展に繋がるのです。
管理職が一般的に言われているデミングサイクルの意味を間違えて理解している過ちをただすことが、管理職の実力を発展することになり、ひいてはそれが企業の発展につながります。
ここでは、一般的なPDCAではなく、P-D-Cと表記しています。その具体的な理由は、当該します「PDCA+s/a」の項をご参照ください。そちらを読んでくださりますと、経営コンサルタントによっては独自性ある考え方を持っていることにお気づきと思います。
では、本論に話を戻します。
発展的P-D-Cの話を私がし始めますと「今更P-D-C-Aでもあるまい」と莫迦にする人が多いのですが、「あたり前のことをあたり前にできる」ように変革を進めていくのが管理職の仕事であり、それを徹底して、部下があたり前のことをあたり前にできるようにしてゆくことが管理職の管理と考えています。
また、最近はP-D-C-Aというように言い換えられていますが、ふるくはPlan-Do-Seeと言われてきました。しかし、さらに突き詰めて考えてみるとPlanをたてるといいましても、いきなりたてることができるわけではなく、PlanをたてるためのP-D-Sが必要です。すなわち持続的な管理業務におけるデミングサイクルは、「P-D-C」+「S/A」という形にし、P-D-Cの各段階で実行計画Schedulingを立て、調整Adjustingをすべきで、それを既述の発展的P-D-Cに結合して管理を行える企業作りが必要です。
デミングサイクルのように、一般的に当然と思われるようなことでも、それが実情に即さなければそのまま形だけを導入するのではなく、独自の考えをもって企業支援をするのです。
すなわち、経営コンサルタントは、既製服というお仕着せの経営手法を企業でそのまま使うのではなくて、経営陣と意思疎通を図りながら、依頼企業の全体最適を考え、最適と考えられる経営手法を創り出して、それをもとに経営支援を行ってくれます。
たとえば管理職研修においては、既述のような既存のカリキュラムをそのまま適用するのではなく、依頼企業の現状に即した研修コンセプトを明確にして、そのコンセプトをもとにその依頼企業だけに特化した研修目的を構築し、それに基づいたカリキュラムが作成されるのです。
A社とB社とでは当然抱える問題点も異なれば、企業が目指す方向も異なります。企業が目指す方向や目的を着実に達成するためには当然それに即して採るべき方法論も異なってくるのです。
換言しますと、どの企業においても同じカリキュラムを、社名だけを変更して研修を行うような経営コンサルタントであれば敬遠すべきです。
■【今日は何の日】
当ブログは、既述の通り首題月日の日記で、1日遅れで発信されています。
この欄には、発信日の【今日は何の日】などをご紹介します。
https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/7c95cf6be2a48538c0855431edba1930
■【今日は何の日】 5月2日 ■ 郵便貯金の日、郵便貯金創業記念日 一年365日、毎日が何かの日
■【経営コンサルタントの独り言】
その日の出来事や自分がしたことをもとに、随筆風に記述してゆきます。経営コンサルティング経験からの見解は、上から目線的に見えるかも知れませんが、反面教師として読んでくださると幸いです。
■ 富山県高岡市「御車山」祭り 501
毎年5月1日に重要有形・無形民俗文化財として、またユネスコの世界遺産にも登録された山車のお祭りです。
1588年(天正16年)に豊臣秀吉が、後陽成天皇と正親町(おおぎまち)上皇を聚楽第に迎えたときに使用した御所車を、加賀藩二代藩主・前田利長公が1609年(慶長14年)に高岡城を築くにあたり、町民に与えました。
この御所車に、鉾を立てたものが御車山です。
江戸時代の名工達によって7基が揃いました。
5月1日に行われるのが高岡關野神社の春季例大祭です。
高岡市内を奉曳(ぶえい)巡行します。
4月30日の宵祭りでは一部の山車はライトアップ展示されます。
お祭り以外にも、展示場に行きますと見ることができます。
からくり人形のように動きがありますので、見ていて楽しいですので、機会があれば是非訪れてみてください。
サルボボのお土産もユニークです。
■【老いぼれコンサルタントのブログ】
ブログで、このようなことをつぶやきました。タイトルだけのご案内です。詳細はリンク先にありますので、ご笑覧くださると嬉しいです。
明細リストからだけではなく、下記の総合URLからもご覧いただけます。
https://blog.goo.ne.jp/keieishi17
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