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【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 3月1日 【経営コンサルタントのトンボの目】はきもの音風景  ~ 個性失われた足音 15a06

2024-03-02 08:21:00 | 【小説風 傘寿】老いぼれコンサルタントの日記

 


  【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 3月1日 【経営コンサルタントのトンボの目】はきもの音風景  ~ 個性失われた足音 15a06


 


 平素は、私どものブログをご愛読くださりありがとうございます。


 この度、下記のように新カテゴリー「【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記」を連載しています。


 日記ですので、原則的には毎日更新、毎日複数本発信すべきなのでしょうが、表題のように「老いぼれ」ですので、気が向いたときに書くことをご容赦ください。



  紀貫之の『土佐日記』の冒頭を模して、「をとこもすなる日記といふものを をきなもしてみんとてするなり」と、日々、日暮パソコンにむかひて、つれづれにおもふところを記るさん。


【 注 】


 日記の発信は、1日遅れ、すなわち内容は前日のことです。


■【小説風 傘寿の日記】


 私自身の前日の出来事を小説日記風に記述しています。


 


 「文章を書くことは、脳の活性化に繋がる」ということを聞いたことがあります。
 それを信じて、毎日複数回、つぶやきとしてSNSに書くことにしています。
 老いぼれコンサルタントが、心も頭も老いぼれないように願って・・・



■【経営コンサルタントのトンボの目】はきもの音風景  ~ 個性失われた足音 15a06


 


 故山本修先生は、美容サロンを独立開業され、その経験を元にサロン経営者に「商品管理」「顧客管理」「計数管理」を提案し、サロン経営の生産性向上に成果を上げてこられました。
 日本経営士協会では、専務理事・関西支部長等を歴任され、その貢献度は多大です。その功績に敬意を表して、10年ほど前に、先生が当ブログに投稿してくださったコンテンツを再掲いたします。内容的に、当節にそぐわぬこともあるかもしれませんが、そこから何かを感じ取って下さると幸です。


 



 


■ 履物による足音の変化


 正月の初詣。神社の境内では様々な音が聞こえてくる。鈴の音、柏手の響き、賽銭箱に硬貨が落ちる音、人々のさざめき、玉砂利を踏みしめる音等。正月は和服の人も多く、何時もは聴くことの少ない音も耳に入る。石畳を下駄で歩くとカランコロンと軽やかな音がする。草履がけの小走りには、スタスタという描写が相応しい。


 雪駄には、かかとの部分に裏金が打ってあり、チャラチャラと鳴る。粋な人が履いていればよいが、似つかわしくない若者がこの音を立てると評判を落とす。軽薄でやすっぽいことをチャラチャラという音で表現することとは、無関係ではないと言われる。



■ 日常の履物と足音


 日常の生活を顧みると、現在では殆どの人が靴をはく。革靴の底は堅いので、舗装された道を歩くとコツコツという音がする。


 女性の履物も、パンプスやブーツのかかとが床に当たるとツカツカという印象の高い音が出る。とりわけ女性が夏に好むミュールというサンダルの靴底は甲高い音を立て、うるさく感じる。



 最近の靴底の変化


 最近の若い女性の足元を見ると、分厚いコルク底が流行の様である。南半球からもたらされた「ボアブーツ」も目立つ。底はゴムや樹脂で大きな音がしない。騒がしく感じた女性の足音も、いくらか静かになってきた感がある。 


 男性の履物でも、スニーカーやタウンシューズなどが広がったせいか、足音が小さくなってきている。サラリーマンでは相変わらず革靴が定番ではあるが、近年は樹脂製の底が増えてきている。これは、雨の日の街路や磨き上げられたフロアで転倒するのを防ぐためであると言われる。



■ 履物の変遷と路面の変遷


 履物の変遷は、私たちが土の上を歩く機会を無くしたことと連動する。舗装された路面が前提となって、それに合う足音の小さい画一的なものとなってきたとも言えるのである。


 以前には履物の種類によって足音には違いが有ったし、同じ履物でも、歩く人の体格や、癖が音の高さやリズムの差を生んでいた。それが段々と画一的なものに置き換わる・・・。家で待つ者が、足音を聞いて親しい人の帰りを知る。そういった能力も、いずれは昔語りになるのであろうか。


 夜道を歩く時の足音は自分の存在を周りに知らす役目があったが、現在では、夜遅く一人で夜道を歩く時に、足音の無い人の気配に背筋の寒くなる思いをしたことのある人は筆者だけではないと思われるが、いかがでしょうか。


 


               参考文献 産経新聞掲載 永井良和著


 


■【今日は何の日】


  当ブログは、既述の通り首題月日の日記で、1日遅れで発信されています。


  この欄には、発信日の【今日は何の日】などをご紹介します。


   https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/7c95cf6be2a48538c0855431edba1930


  ■【今日は何の日】 3月2日 ■ ミニの日 ■ ミニぶたの日 早春の高台寺  一年365日、毎日が何かの日


 


■【経営コンサルタントの独り言】


 その日の出来事や自分がしたことをもとに、随筆風に記述してゆきます。経営コンサルティング経験からの見解は、上から目線的に見えるかも知れませんが、反面教師として読んでくださると幸いです。



■  3月なのに二月堂とは如何に? 301

 3月は、なぜ「弥生(やよい)」と呼ぶのでしょうか?
  http://www.glomaconj.com/#tsukimei
 3月1日には、奈良東大寺の二月堂で修二会が開かれます。
 修二会行事のハイライトは「お水取り」です。
 3月12日に行われます。
 二月堂の外廊下を、日で飾る行事は、火事にならないかと心配になりますね。
 修二会とは?
  http://blog.goo.ne.jp/keieishi17/e/143c1b8bdb51a452b3f00dec4095eda7


 


【経営コンサルタントの独り言】 二月堂の名前の由来


 修二会が2月に行われることが、二月堂の名前の由来であることは想像がつきます。


 日本仏教の法要のひとつが「修二会(しゅにえ)」で、東大寺では「お水取り」が行われます。


 二月堂のすぐ前(下)に、閼伽井(あかい)の建物がありますが、見落とされがちです。


 修二会とは、二月堂のご本尊であります十一面観世音菩薩に対する方法です。


 「十一面悔過(じゅういちめんけか)」といわる、春を迎えることを告げる法要で、旧暦2月に行われます。


 新暦では、3月ですので、二月堂の法要であるのに3月に行われるのです。


 


三月堂


 二月堂の東隣にある三月堂は、毎年3月に、この堂において法華会(ほっけえ)という行事が営まれることからから「三月堂」と呼ばれます。


 このことから「法華堂」というのが正式な後生なのだそうです。


 法華堂には、あの有名な国宝「不空羂索観音(ふくうけんじゃくかんのん)」が配されているお堂で、継ぎ足しお堂であることでも知られ、屋根の形と瓦でそれが判ります。


 


四月堂


 東大寺三月堂(法華堂)の向かいというか、南隣に立つお堂が四月堂です。旧暦の4月に法華経に由来する法華三昧会が行なわれたことから、四月堂の通称がありますが、「三昧堂(さんまいどう)」が正式呼称です。


 古くは普賢堂、普賢三昧堂とも呼ばれたそうで、普賢菩薩が本尊だった時代もあります。現在では、堂内に小像ながら平安期の普賢菩薩騎象像が安置されています。


 これは、法華経を信仰する者のところに、白い象に乗って普賢菩薩が現れるという形をを表しているそうです。


 



■【小説】 竹根好助の経営コンサルタント起業


 「【小説風 傘寿】老いぼれコンサルタントの日記」から独立して、最初から発信していたします。


 


 私は、経営コンサルタント業で生涯現役を貫こうと思って、半世紀ほどになります。しかし、近年は心身ともに思う様にならなくなり、創業以来、右腕として私を支えてくれた竹根好助(たけねよしすけ)に、後継者として会社を任せて数年になります。
 竹根は、業務報告に毎日のように私を訪れてくれます。二人とも下戸ですので、酒を酌み交わしながらではありませんが、昔話に時間を忘れて陥ってしまいます。それを私の友人が、書き下ろしで小説風に文章にしてくれています。
 原稿ができた分を、原則として、毎週金曜日に皆様にお届けします。


 


【これまでのあらすじ】

 竹根好助は、私の会社の後継者で、ベテランの経営コンサルタントでもあります。
 その竹根が経営コンサルタントに転身する前、どのような状況で、どの様な心情で、なぜ経営コンサルタントとして再スタートを切ったのかというお話です。

 1ドルが360円の時代、すなわち1970年のことでした。入社して、まだ1年半にも満たないときに、福田商事が、アメリカ駐在事務所を開設するという重大発表がありました。
 商社の海外戦略に関わる人事案件なので、角菊貿易事業部長の推薦する三名を元に、準備は水面下で慎重に進められていました。その中に竹根の名前が含まれていることは、社員の誰もが思いもよりませんでした。
 討議を重ねた結果、福田社長は、海外戦略にも関わる高度な人事の問題なので、専務と社長に一任してほしいと言って三者会談を終えることにしました。しかし、後日、角菊事業部長は、最終的に、自分が推薦した佐藤君ではなく、竹根に決まったと聞かされます。
 一方で、角菊は、自分の意図とは異なる社長の結論に納得がいかないのですが、かといって、それをあからさまにすることはしませんでした。他方、竹根は角菊からの内示なしに、社内には竹根に白羽の矢が立っていることを知りました。海外経験のない竹根は戸惑うばかりです。

 空港で家族や長池の見送りを受け、初めての飛行機に搭乗。シートに座っても落ち着きません。次々と出てくる機内食にも戸惑います。初めてのカルチャーショックを味わう竹根です。
 雲と海だけの長いフライトの末、ようやく地上が見えてきました。サンフランシスコの上空から滑走路に向かうのです。着陸の不安、着地後の安堵、アメリカという新天地への期待などが入り混じっていました。着陸したときの安堵感は束の間、自信があった英語のリスニング力も吹き飛ぶほどで、空港内のアナウンスが聞き取れないのです。
 ようやくニューヨークに着き、竹根にとって初めてのアメリカ生活が始まりました。まずは、アパートさがしとニューヨーク事務所さがしです。幸い、日本人の不動産屋さんに出遭うことができ、順調に決めることができました。しかし、家具や内装などでは、カネ次第で、アメリカ時間で動くことに竹根は打ちのめされそうになりました。
 アメリカ生活、最大のショックが訪れました。戦後25年も続いてきた1ドル360円が崩壊したのです。そのような経済環境にもかかわらず、一方で竹根の胸にはひとりの女性が悩まし続けています。しかし、会社は次々と新たなミッションを命じてきます。
 

【過去のタイトル】

 1.人選
  1ドル3 6 0円時代 鶏口牛後 竹根の人事推理
  下馬評の外れと竹根の推理 事業部長の推薦と社長の思惑
  人事推薦本命を確実にする資料作り
  有益資料へのお褒めの言葉 福田社長の突つ込み
  竹根が俎上に上がる 部下を持ち上げることも忘れない
  福田社長の腹は決まっていた
 2. 思いは叶うか
  初代アメリカ駐在所長が決定 初代所長の決定に納得できず 竹根に白羽の矢
  竹根の戸惑い 長池係長のアドバイス 急ごしらえの出張準備が始まる
 3.アメリカ初体験

  いよいよ渡米、初のカルチャーショック キュンとしたりトロトロしたり
  心細いサンフランシスコ上空 生まれて初めて外国の地に降り立つ  ニューヨーク事務所で準備が始まる
  ニューヨークで稼働開始
  ニューヨークの時計はカネ次第で回る速度が変わる!?
  ニューヨーク生活もカネ次第

 

4 迷いの始まり 1 初めてのアテンドも吹き飛ぶ事態発生

  <最新版> 毎週金曜日正午頃発信



■【老いぼれコンサルタントのブログ】


 ブログで、このようなことをつぶやきました。タイトルだけのご案内です。詳細はリンク先にありますので、ご笑覧くださると嬉しいです。


 


 明細リストからだけではなく、下記の総合URLからもご覧いただけます。
  https://blog.goo.ne.jp/keieishi17




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■バックナンバー
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