◆【経営四字熟語】 ■ 層考展案 階層化展開で思考レベルが向上する 205
四字熟語というのは、漢字4文字で構成された熟語で、中国の故事などに基づくことが多々あります。
ところが、それだけではないのです。
四字熟語を「経営」という視点で見ますと、一般的な四字熟語とは異なる見え方をしてきます。
それをネタにしてあなたが他の人に話すと、尊敬の眼差しで見られるでしょう。
永年の経営コンサルタント歴の目で見ますと、経営に直結する示唆の多いことに気がつきました。
独断と偏見で、それを皆様にご紹介したいと思います。
◆ 経営四字熟語 第2シリーズ
四字熟語の中には、物事の発想や思考に関する熟語もあります。「理科系の人は理屈っぽい」とか「あの人に理屈でまくし立てられますと、太刀打ちできない」などという言葉をしばしば耳にします。
たしかにビジネスの世界では、上手に説明ができなかったり、自分が主張していることが相手に正確に伝わらなかったりすることが多く、自分の非力さを痛感することが多いです。
四字熟語の中に、思考に関して示唆ある熟語が想定以上に多くあります。その中には、相手の言っていることを正確に理解できるようになるための示唆を与えてくれるものがあります。どの様に発想したら、相手に自分の思いをわかっていただけるのかを感じ取らせてくれる四字熟語もあります。思考力のハウツー本としてではなく、四字熟語の中に、思考力を高めるヒントを見つけていただきたいと思います。
たしかにビジネスの世界では、上手に説明ができなかったり、自分が主張していることが相手に正確に伝わらなかったりすることが多く、自分の非力さを痛感することが多いです。
四字熟語の中に、思考に関して示唆ある熟語が想定以上に多くあります。その中には、相手の言っていることを正確に理解できるようになるための示唆を与えてくれるものがあります。どの様に発想したら、相手に自分の思いをわかっていただけるのかを感じ取らせてくれる四字熟語もあります。思考力のハウツー本としてではなく、四字熟語の中に、思考力を高めるヒントを見つけていただきたいと思います。
■ 層考展案 階層化展開で思考レベルが向上する 205
~ 思考を階層化して、展開する ~
論理思考の一環で、思考の質を高める方法として別項にて記述されています「俯瞰細観」と同様に重要な思考法を示唆するのが「層考展案(そうこうてんあん)」です。「層考」とは、思考を「層」すなわち「階層」で行うことです。「展案」とは、「案」すなわち「アイディア」が「展開する」ということで、「層考展案」とは、「思考を階層化すること」です。
例えば、「収益が上がらない」という企業で、その課題について検討しようとしますと、多くの企業では、思いつきで二~三の理由を挙げて、それでお茶を濁している場合が多いです。中には、「その理由をブレインストーミングで追求しよう」と取り組み始める企業もあるでしょう。後者の場合には、KJ法でブレインストーミングの結果を整理しますと、整理された事象を前にして作業しますので、全体を俯瞰することができて検討しやすくなります。
このときに、重要度を加味し、とりあえず、重点度の高い方策から手を付けていくという方法が考えられます。この発想は、「九牛一毛(きゅうぎゅううちもう)」という効率重視の考え方です。中国では「九」という数字は、「たくさん」という意味を表すときにしばしば使われます。すなわち「九牛」とは、「たくさんの牛」という意味です。「一毛」とは「一本の毛」ということです。「たくさんいる牛の内、その一頭の毛が一本抜けても目につかない」すなわち「取るに足りない些細なこと」という例えになります。
同様な表現として「大海一滴(たいかいいってき)」「蒼海一滴(そうかいいってき)」という四字熟語があります。構成比率の高い事象を重視する・・・ <続く>
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