■【小説風老いぼれコンサルタントの日記】 1月7日 ◇五節句とは ◇江戸塾 そばと技術革新 ◇書話力 印象に残る話し方
平素は、私どものブログをご愛読くださりありがとうございます。
この度、下記のように新カテゴリー「【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記」を連載しています。
日記ですので、原則的には毎日更新、毎日複数本発信すべきなのでしょうが、表題のように「老いぼれ」ですので、気が向いたときに書くことをご容赦ください。
紀貫之の『土佐日記』の冒頭を模して、「をとこもすなる日記といふものを をきなもしてみんとてするなり」と、日々、日暮パソコンにむかひて、つれづれにおもふところを記るさん。
【 注 】
日記の発信は、1日遅れ、すなわち内容は前日のことです。
■【小説風 傘寿の日記】
私自身の前日の出来事を小説日記風に記述しています。
1月7日
毎朝、食後にコーヒーを〃たて〃てます。
コーヒーを「淹(い)れる」という言葉は一般的ですが、昔の人の中には「たてる」という言葉を使っていました。
対応する漢字も、語源も、またそのような表現が正しいのか解りませんが、私は、伯父が「たてる」と言っていましたので、今でも使っています。
茶道では、「お茶を点(た)てる」と言いますので、おそらく、そこからきているのでしょう。
サイフォンやパーコレータを組み上げることから「立てる」という字で、「コーヒーをたてる」と言うのかもしれません。
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気分転換に、かねてから興味を持っていた江戸庶民の生活、江戸から学ぶことが多く、時々、江戸に関する書籍を手に取ります。
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◆そばと技術革新 11
江戸のそばの歴史を見ますと、今日のようなそばになるまでは長い道のりを経てきたようです。
その過程で、最も貢献したのが小麦粉で、画期的な技術革新と言えます。
つなぎがないとブツブツと切れてしまい、麺状にはなかなかなりにくいのです。
「十割そば」というのが今日ありますが、小麦粉の代わりに卵をつなぎに使うという話を聞いたことがあります。
因みに、麺状のそばは「そば切り」と言って、当時主流のそばがきとは区別していました。
時代劇で「そばを食べた」と言った場合は、そばの入った雑炊かそばがきのことで、そうでないと時代考証に引っかかります。
やがて、もりやざるという形で食べるようになります。
当時から、「もり」と「ざる」の区別はあったようですが、今日とはちょっと違っていたようです。
「もり」というのは、皿に盛った冷たいそばのことです。
せいろに盛ったそばは「せいろ」と言われ、ざるに盛ったのが「ざる」でした。
今日のように、海苔がかかっているのは「海苔かけ」と言って区別していました。
海苔は「江戸前」です。浅草寺門前仲見世で売られていたことから「浅草海苔」とも言われています。
江戸の前にある海でとれる海苔なので「江戸前」を言われました。
因みに江戸前とは大森当たりまでを言ったようで、江戸土産として浅草海苔が定着したのは江戸時代も後期になってからです。
そばの話しに戻りますが、温かい汁そばは、「かけ」と言われましたし、冷たいままやぬるい状態のそばを「ぶっかけ」と言いました。
分量は、やや少なめで、ゆであがり状態で70~80gといいますから、セット物のランチについてくる小鉢よりも少ない量だったのです。
だからといって何杯も食べるのは江戸っ子の風上に置けない野暮な行為なのです。「腹が減ったから、そばでも満腹になるまで喰ってみようか」などということは江戸っ子は言わなかったのです。
そば屋というのは、パブでちびちびとやりながら時間を過ごすような場所です。
ちょっと時間があるから「そばでも食おうか」という雰囲気だったのです。
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杉浦日向子女史の江戸塾は、江戸時代のエコ生活から飽食時代を迎えている我々に大きな示唆を与えてくれます。
■【今日のおすすめ】
【心 de 経営】『書話力』を高める 7102 理解させ、印象に残る話し方
多くのビジネスパーソンが、書く力・話す力の不足を実感しているようです。
書く能力と話す能力とは異なります。
しかし、両者に共通している何かがあるように思えるのです。
両者に共通している能力、異なる能力、思い立つままに書き綴っています。
これが「美しい日本語」に通じると考えます。
■【今日は何の日】
当ブログは、既述の通り首題月日の日記で、1日遅れで発信されています。
この欄には、発信日の【今日は何の日】と【きょうの人】などをご紹介します。
■【今日は何の日】 1月8日 鳥越神社のどんど焼き 外国郵便の日 初薬師
■【きょうの人】 0108 ■ 徳川綱吉 悪名高い犬公方は本当か? ■ 明恵 日本茶の普及 ■ 上杉景勝 上杉謙信の功績を継ぐ
■【経営コンサルタントの独り言】
その日の出来事や自分がしたことをもとに、随筆風に記述してゆきます。経営コンサルティング経験からの見解は、上から目線的に見えるかも知れませんが、反面教師として読んでくださると幸いです。
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◆ 意外と知らない「五節句」とは 107
1月7日は、人日(じんじつ)ですね。
七草粥をお食べになった方も多いでしょう。
スーパーの店頭に、七草粥セットが置いてありました。
昔はどの家庭でも風習に従って食べていた七草粥も、昨今では少なくなっているのではないでしょうか。
でも、なぜ、七草粥を食べるのでしょうか?
なぜ、人日と言うのでしょうか?
それが、なぜ五節句なのでしょうか?
五節句とは、下記を言います。
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1月7日 人日(じんじつ)七草
3月3日 上巳(じょうし/じょうみ)桃の節句、雛祭り
5月5日 端午(たんご)菖蒲の節句
7月7日 七夕(しちせき/たなばた)たなばた、星祭り
9月9日 重陽(ちょうよう)菊の節句
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「節句」の日には、日本の宮廷において「節会(せちえ)」と呼ばれる宴会が開かます。五節句は、公式行事として江戸時代に定められました。
因みに、新暦では3月3日、5月5日、7月7日は同じ曜日となるということをご存知ですか?
■【老いぼれコンサルタントのブログ】
ブログで、このようなことをつぶやきました。タイトルだけのご案内です。詳細はリンク先にありますので、ご笑覧くださると嬉しいです。
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