【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 7月11日 元気な会社 幸せを呼ぶ「青い花」が原産地の雇用を生む 2c28-4711
平素は、私どものブログをご愛読くださりありがとうございます。
この度、下記のように新カテゴリー「【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記」を連載しています。
日記ですので、原則的には毎日更新、毎日複数本発信すべきなのでしょうが、表題のように「老いぼれ」ですので、気が向いたときに書くことをご容赦ください。
紀貫之の『土佐日記』の冒頭を模して、「をとこもすなる日記といふものを をきなもしてみんとてするなり」と、日々、日暮パソコンにむかひて、つれづれにおもふところを記るさん。
【 注 】
日記の発信は、1日遅れ、すなわち内容は前日のことです。
■【小説風 傘寿の日記】
私自身の前日の出来事を小説日記風に記述しています。
7月11日(木)
ここのところ関わっている某社の後継者問題で、関係者が一堂に会することになりました。
ほぼ、結着がつきましたが、最終確認には一両日かかりそうです。
相続が絡んだりしますと問題がこじれがちです。
一方で、現経営者は創業者であるだけに、会社への思い入れは強く、気持ちの整理が大変でしょう。
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私の事業を引き継いでくれた竹根好助ですが、その部下が時々自分の顧問先や元気な会社に私を招待してくれます。私が企業で、何を観て、何を話すか、私の半世紀のコンサルタント経験を盗み取り、コンサルタントとして、それを顧問先に活かしたいという考えのようです。
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竹根の部下が紹介してくれた企業は、えんぽうにあるので、オンラインでインタビューと社内見学をさせていただきました。
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◆【成功企業・元気な会社・頑張る社長】 幸せを呼ぶ「青い花」が原産地の雇用を生む 2c28-4711
東南アジア原産のマメ科の植物「バタフライピー」は、その名の通り蝶のような可憐な青い花を咲かせる。和名は「蝶豆」。東南アジアには、自然の野山に普通に生えている植物で、古くから薬草として重用されたほか、タイの王室では、花びらをハーブティーとして、たしなむ習慣があるそうだ。
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滋賀県甲賀市にあるT社のT社長は、この花から天然由来の青色の食品着色料を開発し、世界を視野にビジネス展開を進めている。「ラオスでこの花に出会った。いろいろと調べてみると、世の中に天然由来の青い食品着色料がないことが分かり、面白いビジネスにつながるのではないかと可能性を感じた」と話す。
もともとT社は、照明機器などのメーカーだが、新たなビジネス展開を模索する中、機能性食品のビジネスに着目し、事業展開を始めた。機能性の高い植物を探すため、JICA (国際協力機構)の民間連携事業に参画して、バタフライピーにたどり着いた。独自の粉末加工技術を駆使して微細なパウダーに加工。着色料として使用する許可を受けた。この着色料を使って商品化した「幸せを呼ぶ青いチョコレート」は予想を上回るヒットとなった。
T氏のバタフライピーのビジネス展開は実にサステナブルだ。タイとラオスの農家と契約し、環境負荷の少ない無農薬・無化学肥料でバタフライピーを栽培。ラオスでは、日本のNPO法人と連携して、雇用機会の少ない現地の障害者たちに働く場を提供している。2022年11月にはタイにバタフライピーを粉末加工する製造工場を開設した。現地で収穫したバタフライピーをその場で加工。これまでよりも低コストで安価の商品の供給を目指している。
欧米で青は「幸福」を象徴する色だ。結婚式のときに何か青いものを身に着ける「サムシングブルー」はその代表例。また、食品に対する安全・安心、オーガニック食品に対する関心も高い。欧米の食品メーカーなどもT氏が開発したバタフライピー由来の食品着色料に興味を示し、具体的な商談も進んでいる。
日本だけでなく、欧米の需要が広がれば、バタフライピーの栽培が広がり、現地の雇用機会が拡大する。経済が発展しているとはいえ貧困生活を強いられている人が少なくない現地の生活水準を上げることにもつながる。「貧困をなくそう」というSDGsの第1目標にアプローチしている。「バタフライピーは東南アジアの花。地元の人たちに幸せを呼べるような形で事業を進めたい」とT氏は語る。その思いは着実に実現へと向かっている。
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【コメント】
多角化戦略と共に、事業転換というのはリスクが大きく、失敗することが多い戦略です。
T社は、自前の粉末加工技術を、ある面では扱いの難しい「粉末」という材料をターゲットにしたところに成功の源泉がありそうです。
しかも時流である「オーガニック」に着目し、公的機関のサービスを上手に利用したフィージビリティなど、業種転換・新規事業参入に不可欠な手順を踏んでいます。
その上、「青=幸福」という生活思想も理解して事業展開をするという着実性も感じ取れます。
今後は、これまで培ってきたマーケティングとは多少手法の異なる分野での舵取りが求められます。
また、チョコレートという、単品的な生き方には、次の一手も意識していく必要がありそうです。
粉末加工技術を核にしますと、打つ手はいろいろと考えられます。
一方で、粉体につきものの、粉塵爆発に対する危機管理は不可欠です。
出典: e-中小企業ネットマガジン
■【今日は何の日】
当ブログは、既述の通り首題月日の日記で、1日遅れで発信されています。
この欄では、発信日の【今日は何の日】などをご紹介します。
https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/7c95cf6be2a48538c0855431edba1930
■【今日は何の日】 7月12日 ■ 標準時間記念日 ■ ラジオ本放送の日 ■ 岳の幟 一年365日、毎日が何かの日
■【経営コンサルタントの独り言】
その日の出来事や自分がしたことをもとに、随筆風に記述してゆきます。経営コンサルティング経験からの見解は、上から目線的に見えるかも知れませんが、反面教師として読んでくださると幸いです。
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◆ ビジネスパーソン・ドックでキャリアプラン 711
7月11日は「職業教育の日」でした。
全国専修学校各種学校総連合会が制定したのですが、日本におけるビジネススクールのあり方の見直しという観点でも興味深い日です。
「日本人は勤勉」と言われ続けて来ましたが、近年は、「日本人ホワイトカラーの労働生産性は低い」という国際的な統計データが出て、政府は大慌て。
非正規雇用との問題も絡め、「働き方改革」を推進し始めました。
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「同一労働同一賃金」
これでは、人間の能力の高い人には不平等です。
個人別の能力の評価を加味するといっていますが、せいぜい数%の違いでしかないでしょう。
私達、経営士・コンサルタントの報酬は、数倍から数十倍の違いが出ます。
プロにとっては、「同一労働同一賃金」はあり得ない考え方です。
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「企業は人なり」と言われますが、経営コンサルタントの業務の一つが社員研修です。
自分は、どの様な人間であるのか、ありたいのか
それを明確にして、業務計画等を立てて仕事の取り組めるようにする契機がビジネスパーソン・ドックです。
これはまたキャリアプランを再構築する用途にも使えます。
企業の健康診断は、「ビジネスドック」を用います。
「人間ドック」をもじった命名ですが、企業の簡易診断、自己診断に利用できます。
■【老いぼれコンサルタントのブログ】
ブログで、このようなことをつぶやきました。タイトルだけのご案内です。詳細はリンク先にありますので、ご笑覧くださると嬉しいです。
明細リストからだけではなく、下記の総合URLからもご覧いただけます。
https://blog.goo.ne.jp/keieishi17
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