髭のプーサン日記

日本ハムファイターズを中心にスポーツ全般の観戦日記です。
ときおり姓名判断でのお名前に関することを書いています。

なんとも情けない話

2007-09-19 00:51:41 | 九占舎

情けない話といっても私のことではない。
あくまで相談者の一方的な話だが、真偽のほどは分からないところもある。

ある会社に勤めている女性事務員は、勤務して2年。本社は関西にあり、資本金、社員数から言うと
国内では中堅企業といえるが、彼女が勤めているのは札幌営業所だから社員数は30人たらず・・・。

その様な彼女が初めて勤めた会社を辞めるという。
辞める理由と言うよりも、辞めさせられたといっても過言ではない。
理由は「仕事が出来ないから」
彼女の能力に問題があるかどうかは分からないが、能力を引き出してあげるのが会社の役目ではないだろうか?
またこの会社は、どうやら「個々のプライバシーを監視して上司に報告させる」という、今では考えられない制度があり
密告をした社員にはそれなりの報酬が・・・。
「会社の誰々さんと誰さんが怪しい」という報告があれば、支店長が指示を出して興信所もどきの事もするとか。
かなり暇を持て余しているとしか思えないが、指示に従う男性社員も仕方がないのだろうか?

だから入社したての女子社員は、どうしても先輩には心も許せず秘密主義に走るのは致し方ない。
相談者は決して大きなミスをしたわけではなく、損害を与えたわけでもないらしいが、
「明日からは仕事をしないで、掃除だけすれば良い」と言われれば、辞めざるを得ない。

それを言い渡した支店長は、古参の女性社員とは不倫の関係にあるという。
会社の全員が暗黙の了解との事だが、規律が乱れきっている会社を立て直そうともせずに
自己の安泰を守る構図は政治の世界だけではないらしい。

いずれはこのような会社は潰れるのは当然であり、彼女が自分から辞表を出したのは間違った行動ではないだろう。
それにしても「北海道は不景気」と言いながらも、あちらこちらで似たような話を聞くということは、一体どうなっているのか?
今、何が企業や組織に欠けているかを、しっかり見直さないと、ジリ貧になっていくのは当然。
是は是、非は非といえない「道産子の短所」を取り除かないと、北海道の未来はない。
話を聞き終わったときには、なんとも言えない残滓が胸の中に残った。