今月に入って映画(DVD)を見る時間がけっこう増えています。
それだけ時間に余裕があるのは、”暇”が出来ているため。
つまらない映画や楽しい映画とイロイロですが、まずは昨年公開された
松本清張原作の「ゼロの焦点」。
主演は「おくりびと」で株をあげた広末涼子ですが、この映画は完全に
ミスキャスト。
この映画は、以前に野村芳太郎監督で上映(1961)されていますが、
この時の脚本は橋本忍と山田洋次、音楽は芥川也寸志という豪華な
スタッフに支えられています。
差が出るのは当然かもしれませんが、唯一悲しい運命を背負った田沼久子役の
木村多江が好演をしているのが救い。
「サヨナライツカ」で中山美穂と絡んだ西島秀俊は良さがまったくなし。
主役の鵜原禎子役は、広末涼子ではなくもっと色気ある女優に演じてほしかった。
面白かった映画は、柴咲コウ主演の「食堂かたつむり」
何ともファンタスティックで笑えて泣ける映画に仕上がっています。
撮影は長野のある田舎町で極秘に撮影されたそうですが、何とも町の背景の
おっぱい山(CG)には笑いました。
主人公の倫子(柴咲コウ)は、とても料理好き。
でも男にだまされ貯金も家財道具も失いスッテンテンとなって帰郷。
帰ってきた倫子は・・嫌いだった母親と同居を。
母親役の余貴美子がとても良い。
さすが日本アカデミー賞で、2年連続の最優秀助演女優賞を獲得をした貫録は
十分に発揮しています。
映画を見ていない人は、是非見て損はない映画です。