何かとアクシデント続きのLPGA米国女子ツアーですが、今年のアメリカは雨に
悩まされる大会が続いています。
今大会も雷雨によるサスペンデッドが2日目にあり、決勝ラウンドに進出の当落
線上にいた、香妻琴乃選手と上原彩子選手は、残念ながら予選ラウンド敗退とな
ってしまいました。
歴史ある全米女子オープンの今年の優勝は、ー11で並んだキム・ヒョージュとの
4ホールにわたるPOを制したアリア・ジュタヌガン選手でしたが、アウトで2位
に6打差のリードを保っていただけに「冷や汗の勝利」だったと思います。
2016年の全英女子で5大メジャー大会のひとつに勝っているとはいえ、本場米国
の全米女子オープンとPGA女子選手権(全米女子プロ)では、プレッシャーも並
大抵ではなかったのでしょうね。
日本期待の畑岡奈紗選手は、よく頑張ったと思います。
4位に入ったD・カン選手とのプレーでしたが、アウトのバーデイ発進(1,3)を
生かせず出入りの激しいゴルフになってしまったのは残念でした。
惜しいバーデイパットもあっただけに、いかにトータルイーブンパーの10位Tとは
いっても口惜しさが残るメジャー2戦目ではなかったかと.....。
しかし、周りを見わたせば並居る強豪選手も、スコアを崩す結果になっていたので
今大会の口惜しさを胸に、まずは今年は初勝利を目指して頑張って欲しいですね。
今日の10位Tで直近のLPGA米国ツアーでは、4大会連続でのベスト10入りを決め
たので、日本からやって来た2年目の19歳少女はますます注目を浴びるはずです。
メジャー大会も残りは3大会ですが、経験と実績を積み重ねたなら、好結果は必ず
あらわれて来るでしょう。
決勝ラウンドに残ったもう一人の葭葉ルミ選手は、この日1アンダーで回り通算7
オーバーの40位Tでしたが、最終日にアンダーで回ったのは大きな自信につながる
でしょう。
とくにドライバーの飛距離には、本人が言うようにLPGAでも通用するという自信を
もったようですから、国内に帰ってショートゲームとパターに磨きをかけたなら、
米国ツアーに挑戦をして好結果も期待が出来るでしょうね。
今大会で残念だったのは、今年LPGAツアーで好調だった上原彩子選手が、1打差の
オーバー(64位T)で決勝ラウンド進出が果たせなかったことです。
堅実なプレーで予選当落上にいたとはいえ、2日目がサスペンデッドにならなければ
決勝ラウンドでは好成績をあげたのではなかったかと思います。
不運でした。
その他の日本人選手6人も運、不運に見舞われて残念な結果となりましたが、LPGA
ツアーの有力選手のなかにも見たかった選手が数多く予選ラウンドで涙を飲んでいます。
上原選手同様に一打差で涙を飲んだ選手には、ジェシカ・コルダ選手、モ・マーティン
選手、アンナ・ノルドクビスト選手、ベッキー・モーガン選手等がいました。
得意、不得意なコースはあるとは言え、午前・午後のスターで運が分かれたのは残念
でした。
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