プロゴルファーの松山英樹選手が、8月に開催されるリオ五輪への出場を辞退した
とのニュースが先日ありましたが、私は大賛成です。
そもそもゴルフは正式競技として初めての開催とのことですが、メジャーを獲得
するために辞退というなら、多少困惑をしますが、本人は虫アレルギー体質でも
あり、リオ五輪には数々の問題が報告をされているだけに、安全面を考慮しての
出場回避はやむを得ない選択でしょう。
蚊を媒体としたジカ熱やテング熱は、林間コースで行うゴルフには危険がいっぱい
であり、怖いのはブラジル南部では「ブタウイルス」が流行をしているとのこと
ですから、私自身今回のオリンピックを何故リオデジャネイロで開催をするのか
も分かりません。
また、治安も最悪で応援に訪れる観光を兼ねた観客も、いつどのような事件に
巻き込まれても不思議ではないでしょう。
現在、ブラジルは政治では大統領が失脚し国のトップがいない状態で、経済も
停滞し最悪の状態ですから、これにISのテロ等があったなら、ミュンヘン五輪に
続く最悪のシナリオも予想されます。
ISはリオ五輪をターゲットにするとの予告を出しているそうですから、危険を
承知での参加はまだしも、観客も応援には行かず国内でのTV観戦に切り替える
べきだと思いますが・・・。
時代が移り今ではオリンピック自体も、「勝つことよりも参加することに意義あ
り」というクーベルタン男爵のキャッチフレーズも色褪せ、名誉よりもお金を追う
大会となってしまったのですから、五大大陸での開催を見直す時が来たのだと
思います。
W杯誘致も五輪誘致も「利権が絡んだ大会」だということは、今回の東京誘致で
多くの国民は判ったはずです。
そのような理念を忘れたスポーツの祭典は、きっと長続きをしないでしょう。
スポーツ好きの私ですが、今回のリオ五輪はTVの前での観戦はしないと思いま
す。その理由の一つには、放言がやまない森元首相の「国歌を歌え」との強制
があったことも、五輪に対して失望をしたのかも知れません。。
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