Y's クロニクル

旅行等の一生思い出に残る事から日々の小さな出来事まで少しずつクロニクルに残せたら・・・と思っています。

旅の目的 ビスティッカ・アッラ・フィオレンティーナを食べる!

2012-01-22 08:36:17 | 冬のフィレンツェ旅行

知らない土地でうろうろしていると、必ず親切な土地の方がいるもので、
今回も助けられた。
私もその恩を浅草で返そうとしているのだけれど、外国の方は
自己解決能力に長けていると見えてなかなかその機会に恵まれない
こちらの言語能力にも問題があるわけで、いつかアサヒビールの前で
「この建物は何か?」とパキスタンからいらしたご婦人にきかれたが、
私には英語には聞こえずなんだかヒスパニック系の言語に聞こえ、
「あなたはそちら方面の方ですか?」と聞いたら逆に「あなたは英語が話せないの
ですか?」ときかれてしまったことがある

今回、あのキアナ牛の豪快ステーキを食べようと、数あるお店の中から
目星をつけ「Trattoria 4 Leoni(クアトロレオーニ)」というハリウッドスターも
数多く訪れるという有名店で食べることにした。
運良く日本から持っていった雑誌の付録地図にも載っているくらいの有名店。
どんなに、キメ細かそうに見える地図でも、やはりかなり簡略化されているわけで。
ベッキオ橋を渡って・・と・・エーこちらに行ってっと・・などと3人で相談しながら、
でも一向に着かない。地図では橋を渡ればすぐっぽいのにな~。
で、おじさま登場なんでも東芝メディカルにお勤めされていたとかで、
何度か日本にもいらしたことがあるという親日家。
日頃の行いが良いとこういう方にも当たります
ぜーんぜん検討ハズレの場所だったのだけれど、なんとかその場所まで
連れて行って下さいました イタリアの地味~ぃなおじさまありがとう

このキアナ牛のステーキは最低1kgからになるので、夕食には重いだろうと
言うことでランチで頂きました。それ以下でビスッテッカ・アッラ・フィオレンティーナを
名乗るレストランはキアナ牛ではないらしいですぞ

こんな可愛らしいトラットリアが小さなデッラ・パッセーラという広場に面して
数件あるイケてるスポットらしいです。
夜は予約必須のお店らしいですが、お昼は早く行けば予約なしでも大概
大丈夫です。1時くらいから満席になります。

ハウスワインを頼みます。これは楽天でも売っているのねこんな有名人が来る
お店でも12ユーロ位なんですよ(もちろんフルボトル)
ガス入りお水のサン・ペディグリノなんか大きなボトルで2ユーロですから!
因みにこのスパークリングウォーターのサン・ペディグリノはとっても美味しいです
フィレンツェではどこに行ってもこのサン・ぺディグリノです。

とりあえず、前菜盛り合わせを食べて・・・

そう言えば、ここは英語のメニューがなかったんだったでも英語で訊けば
通じます。なので質問攻めで注文します

3人でもこの後のビスッテッカの事を考えると、あまり注文はできません。
でも、お店の人は快く引き受けてくれます。

この太いパスタに辛いフィレンツェ独特のソースがからんだ物。
アラビアータよりニンニクが効いて辛い・・といってもタイ料理のようではない。
このパスタはおソースがとても美味しいのだけれど、手打ちではないので
パスタそのものはあまり好みではなかった・・・
で、付け合せなんかは頼まずにさーぁ待ちに待ったビスッテッカ・アッラ・フィオレンティーナ
登場

わからん!写真じゃこの豪快さがわからん さすがに1kgは大きいです。
塩だけで味付けされたシンプルな料理。炭で焼くので香ばしい
お好みで、塩、コショウ、オリーブオイルをかけます。

中はほとんどレア。骨の近くは生って感じ。外側は香ばしく、中の生に近いところは
赤身の甘味がある。まったく霜がないので、思ったよりもパクパク食べられる。
胃もたれもしない。この写真を見ていたら食べたくなってきた~。
柔らかいですよ~
でも、私の感じではもっと美味しいところがあるはず

中世の頃、フィレンツェに英国人観光客が多くなり英国人に出すために
キアナ牛をビーフステーキでだしたのが始まりらしい。それでビーフステーキの
イタリア語読みでビスティッカ。トスカーナは客人にはお肉でもてなすのが
礼儀とか・・・肉好きな若者にはたまりませんな~