15日は水天宮下の筑後川でお盆の送り火にあたる流し灯籠が行われました。
昔は菓子箱などに盆飾りや供物などを入れて、近くの川や用水路に流していました。しかし衛生上の理由からこの習慣は廃れ、40年ほど前から筑後川に灯籠を流すようになりました。現在は保存会やボランティアの手で毎年実施されています。
この日も夕方7時から夜10時まで行われました。夕闇が迫る頃になると多くの人が訪れてきます。保存会が用意した灯籠に、思い思いに故人の名前や送る言葉を書き添えて川に流します。毎年、3,000個の灯籠が用意されます。
上流を見たところです。
灯籠は最初、岸辺を伝うように下って行きます。しばらくすると、列をなして川の真ん中に流れ出て行くのです。
初盆の家では精霊船を流します。私はこの習慣は無くなったものと思っていました。しかし数は少なくなったものの、まだ残っていました。1メートルほどの精霊船を浮かべて家族は別の船で付き添います。川の中央辺りに来たら精霊船に火をつけるのです。
40年前に父が亡くなった時も同じことをしました。その頃は精霊流しがまだ盛んで、商家などでは川に運ぶ前に、大きな精霊船を店の前に飾っていました。
その時に私もお世話する船に乗りました。やがて火がつけられると精霊船は燃えながらそこに止まり、そして少し川を遡ったのであっと思いました。父の霊を感じたのです。しかし当時は下流に筑後大堰が建設される前で、満ち潮の影響だったのかと思い直しました。
あります
関係ない方は風情がありますがなんだか心が
寂しく悲しくなる雰囲気です
私は今年は身近な悲しみがありましたので
より深く感じます
送り火は地域によって山で焚くものと、川や海に流すものがあるそうです。
山で有名なのは京都の五山の送り火です。
海や川は長崎の精霊流しが有名ですね。
実際は長崎の精霊船は流さないそうです。