今月の半ば、吉野ヶ里歴史公園のHPに紅花が開花したとの告知があり行ってきました。このところ、毎年この時期に吉野ヶ里へ出かけています。この日は西口ゲートは駐車場も入場も無料でした。
公園の西側は遺跡エリアではありません。大広場ではイベントが開催されていました。ステージでは若者グループのライブが行われていて、大音量に加えて体に響くような重低音が流れてきます。私はこういう音楽が苦手です。
ここは弥生式水田で、黒米や赤米などが栽培されています。中学生の時でしたか、教科書でこういう田んぼで弥生人が農作業をしているイラストを見た覚えがあります。吉野ヶ里でも鋤や鍬などの農機具が出土しているそうです。
木柵の向こうが遺跡エリアです。臨時の料金所が設けられていました。紅花畑のあるエリアも有料でした。係員に聞いたら今年の紅花は不作とのこと。迷いましたが、ウォーキングも兼ねて歩くことにしました。
園路は樹々に覆われていますが、発掘の際に一度は丸裸にされています。
いま話題になっている神社跡の発掘現場です。この週末は公開されて、土曜日だけで1,500人もの見学者があったそうです。丘の頂上のテントがある辺りが今回、石棺墓が出土した場所でしょう。いささか話題先行で、現場の人はやりにくかったでしょう。吉野ヶ里は甕棺墓ばかりなので、何か特別な人の墓だと思うのですが副葬品は出ませんでした。まだ、未発掘の場所があり発掘作業は続きます。
案内図の右上、四角の空白部分が今回の発掘エリアです(公園パンフレットからの転載)。一連の発掘作業が終われば色が塗られるでしょう。あるいは貴重な出土品が出て、エリアとしての名称がつけられるのか。
石棺墓のすぐ近くに王族の墓の北墳丘墓があります。墳丘の内部がそのまま保存されています。王族も甕棺です。
北墳丘墓を出て甕棺墓列に来ました。数百メートルにわたって一族の墓があり、レプリカだと思いますが、一部が開口状態で展示されています。
紅花畑へ来ました。1ヘクタール近くの広さに紅花が咲いています。でも係の人が言っていたように花はまばらでした。大きな蕾がたくさんあったので、まだ見頃前だったのでしょうか。
紅花の別名は末摘花。花は次第に黄色から赤へと変わっていきます。源氏物語の末摘花の帖では赤鼻の姫君が登場します。
葉に棘があり、花の容姿はアザミに似ています。
紅花畑を出て遺跡の中を戻ります。
カワラナデシコと古代住居。吉野ヶ里公園はいつも手入れが行き届いています。でも今回の訪問では草が生い茂っていました。
帰り道。弥生式水田の近くに小さなハス田があります。古代ハスで有名な大賀ハスです。真昼だったのでほとんどの花は閉じていました。
一昨日、腰を痛めました。ちょっと体を動かした時に脇腹の後ろに違和感をおぼえました。やったかなと思っていたら、案の定、時間がたつにつれて痛みが憎悪してきました。腰を曲げたり捻ると激痛がはしります。パソコンの前に座るのも難儀です。
私は腰痛持ちで、時どきやるのです。
医師の前に出ると血圧が上がるタイプなので、少し様子を見ようと思っています。
ご心配ありがとぅございます。
吉野ケ里遺跡、一度は訪れたいと思っています。
吉野ヶ里は年に数度は訪れています。
目的は1時間足らずのドライブと、自然の中の散歩です。
8,000歩程度の気持ちよいウォーキングになります。