田園都市の風景から

筑後地方を中心とした情報や、昭和時代の生活の記憶、その時々に思うことなどを綴っていきます。

北野の河津桜と天満宮

2022年03月11日 | 日々の出来事

  5日には北野図書館へ。窓際に10席ほどのカウンター席があって、私のお気に入りの図書館です。図書館前の河津桜が満開でした。昨年は2月の下旬に見頃を迎えていたので、今年は開花が遅れています。

 

 5本の河津桜が植えられています。まだ若い木です。

 お隣にある北野天満宮にお参りしました。郷土誌には、京都北野天満宮の神領である荘園の鎮護社として勧請されたと紹介されています。多くの末社があって領田は千町歩に及び、京都北野天満宮の代官所として荘厳華麗を誇りました。北野町の名の由来ともなりました。

 家内の実家がこの町にあり、長男が生まれたときはこの神社へ初宮参りをしました。もう五十年近く前のことです。

 紅い太鼓橋の向こうに参道が続いています。北野は門前町として繁栄し、郡役所も置かれるなどこの地方の中心地でした。警察署も30年ほど前までは隣の小郡市ではなく、この小さな町に北野警察署がありました。それだけに町の歴史に対する自負も強いものがあります。

 まだ久留米市との合併話が具体化する前のこと。この町の議会議長と懇談したことがあります。その時、議長さんから「久留米と合併してもよかよ。ばってん名前は北野市たい」と言われたものです。参道は昔の賑わいはありませんが、いまも往時の面影を残しています。

 一昨日は草野町の河津桜を見に行きました。ここも2本だけ七分咲きで、あとはまだ3分咲きです。望遠レンズを携えた写真愛好家が数人来ていましたが、少し期待外れだったでしょう。みなさん、吸蜜に飛び回っているメジロに狙いを定めているようでした。

 

 

 

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