正月明け早々、この冬一番の寒気が訪れました。とはいっても、風や積雪被害が甚大な北国に比べ、私の地方では高速道路や鉄道が止まった程度でした。平地の一般道路では朝のうちに雪が融けて、生活に大きな影響はありませんでした。ただ三日も雪の日が続くのは珍しいことです。
雪の日の初日、近くの公園を歩きました。気温は零下です。
雪も三日目の公園。10センチ足らずのの積雪です。
山茶花が花を散らしています。ここは丘陵地にある自然公園です。
公園の一角には弘法山と呼ばれる場所があります。近くに小さな池があり、試しに小石を投げたら凍っていて、コロコロと音を立てて転がっていきました。久しぶりの雪に誘われて子供じみたことをしました。
弘法山は江戸末期の天保年間、地元で流行った疫病退散を願うために弘法大師を祀ったことに始まります。いまは小さな祠や観音堂、奥の院などがあります。
観音堂の上には手前左に十三仏、その向こうに左右44体づつ、計88体の諸仏が奉納されています。
仏は如来や明王、菩薩など様々です。台座には番号と寄進した人の居住地、名前が刻まれています。みな江戸時代の人々の名前です。女人講中というのもありました。いまは大字になっている昔の村名が並んでいます。地元だけではなく城下の町や近郷の村名も見受けられ、地域で広く信仰を集めていた様子がうかがえます。弘法山はいまも世話人会があり、地元に根付いています。
小さいながらも、この向こうに奥の院があります。
階段の上には近郊の八女長野石でできた祠があります。実はここは古墳の上です。この丘陵地は古代の古墳地帯なのです。すぐ傍にある浦山古墳は、装飾古墳として文化財の指定を受けています。いまは厳重に管理されていますが、中学生のころに中を覗いた記憶があります。
奥の院のそばを帰途につきました。頬を刺す冷気で清々しい気持になります。若い頃は雪が降るような寒気には、気が引き締まったものです。
公園では子どもたちが雪そりで遊んでいました。数年に一度こうした遊びができます。
これも雪の初日。山茶花です。もう椿がつぎつぎと花開き始めています。
このたびの寒気襲来で、事前に北部九州でも暴風雪との予報が出ていました。実際は風はそれほど吹かず雪の量も少なかったのですが、寒気が厳しく雨戸を数日間閉めたままにしていました。用心して外出しても遠くへは行かず、気持ちはじっと冬籠りでした。なんとも退嬰的で、歳をとってしまったものだと我ながら呆れています。
昨日は春の到来を思わせるような穏やかな陽気で、心中の蟲がうごめいたような気がして椿を見に出かけました。また後日投稿します。
自宅にいる時間が長くなりました
雪の3日間は歩いたりバスに乗ったり非日常的な生活・・たまには良いものだと思いましたが、滑りそうで怖かったです高良大社が
白の輝き・・
雨戸は寒くても必ず毎日空気入れ替えの為にも勇気を出して開いています‥寒いですが!気持ちだけ張り切っているのですよ?
それに比べ北海道の我が地域は 連日のドカ雪で
除排雪作業に悲鳴を上げているありさまです・・
積雪量は1・5mを超したでしょうか・・
コロナ感染が止まらない北海道・・北海道独自の
緊急事態宣言をして2月15日までススキノなどの
飲食街の時短営業などが延期aされました。
普段は雨戸は開けておきますが、
雪が降る日は閉めていました。
でも気持ちまで内向的になりますね。
毎日、午後は出かけていますが、段々陽が長くなってきました。
北国の積雪は災害ですね。
私は雪下ろしを経験したことがないので想像するしかありません。
特に高齢世帯では大変だろうと思います。
屋根に雪が積もらないような住宅は出来ないものだろうかと、ニュースを見るたびに思っています。