なんとなく、今年はもう真鯛は釣れないのではないか?と思い始めています。
「砂浜からのブッ込みで、大きな真鯛が、そう簡単に釣れるもんじゃない!!」と。
みんなそう思ってる、誰もがそう思ってる、私だってそう思ってる、・・・
なのになぜ、まだ、柿崎へ向うのか? ・・・それはバカだから。笑。
いちどおいしい目に遭うと、止められなくなるんですよ・・・競馬の高額配当が
当たってしまったときと同じで・・・たまたま飲みに入ったスナックで渋谷凪咲
や秋元千夏に似た女の子が応対してくれたときと同じで・・・
うまい投資話に乗っかって、最初だけ儲けさせてもらったときと同じで・・・
脳ミソが快感を覚えてしまっているから止められないんです。
でも、最近ですが、歳いったからかもしれませんが、頭の何処かに、冷めた自分
が居るんです。若い時みたいにカァーッと熱くなって入れ込んでいる訳でも
ありません。なんとなく先週までの3回の出撃で、少し疲れてしまったと言うか、
「今年はこれでもう十分じゃないか」という自分が居るのですよ。
当日もし、天候などの条件が悪ければ、すぐに引き返してこよう。
そう思いながら6月1日㈯AM9:00に自宅を出発。
国道253号ルートを走って、柿崎海岸にPM13:45到着しました。
海岸の様子を見てみると・・・
ウネリがまったく無いやん。波打ち際もとても静かだし。
めちゃくちゃ渚です。柿崎川からの濁りも無く、きれいな砂浜が拡がっていました。
風も無く、快晴です。
こ、これは、釣らねばならぬ。・・・ということか。
海の神様が私のためにお膳立てしてくれているようなものだ。
この日はネット販売のユムシを購入してこなかったので、もし上越市街のエサ屋で
ユムシを入手できなければ、ここに戻らず、糸魚川方面へ次なる新規開拓の釣り場
を探しに行こう。どうせ上越ではユムシは手に入らないと思うから。
国道8号線をダラダラ走って、上越市街のホシノ釣具店に立ち寄って、ユムシが
有るかどうかをダメもとで訊いてみると・・・
私 : 「ユムシ有りますか?」
店 : 「ありますよ」
私 : 「えっ? 有るの?(意外にも) 」・・・ちょっと考えてから「ちょーだい」
店 : 「いくつ?」
私 : 「20個、有る?」
店 : 「 (あるよ) はい、」
私 : 「1個いくら?」
店 : 「220円」
私 : 「 ( クソ高いけど、まあええか ) うん、ちょーだい 」
予想していたよりずっと品質の良いユムシでした。日本人の大きさぐらい。笑。
うーん、ユムシを買ってしまったからには、もういちど柿崎海岸へ戻って、
釣りをせねばならない。
PM14:30 柿崎海岸へユムシを持ち帰って、再び海岸の様子を見ると・・・
すごく釣り人が増えていました。
うわっ、先週に隣に居たオッサンが早くも陣取って竿を立ててるがな。
とりあえず、釣り座を確保するために、私も三脚と竿だけ立てて、
夕方まで車の中で時間を潰しました。
タイガース、交流戦まだ1勝もしとらんがな。今年の優勝は無理やな。
日が暮れるまで退屈ですわ。
夕方になって、この1週間で改良してきた仕掛けを試してみました。
ウネリに強い先オモリ型にしました。
PM18:50 やっとこさ太陽が水平線に沈みました。
ここまで待ちましたよ。待ちくたびれてしまいましたわ。
さあ、高価なユムシを付けて、始めましょか。
30分毎に回収して、新鮮なユムシに付け替えて、遠投。
何者かがユムシを齧ってますが、鯛の齧り方ではないです。
風も無く、波も無く、わずかな音や揺れにも敏感に捉えることができました。
が、アタリは出ません。
いくら待っても静かすぎます。
月が上ってこなかったので、とても暗く、霧がかった空と海の境界が見えなくて、
幻想的な視界が拡がりました。
ときおりJR北陸線の電車の音が背後から響き渡ります。
頭上には大きな北斗七星がクッキリ、パッチリ見えました。
ここでは小さな星団も見えるし、人工衛星も見えるし、流れ星も見えます。
前回釣れた時は、砂浜のあちこちで歓声が上がっていましたが、
今回は誰も1枚も釣ってません。
日付が変わって、2日(日)AM1:00 ユムシが無くなったので終了。
これだけ好条件がそろっても、鯛が接岸して来なければ、釣れないですね。
毎週末しか来れない私にとって、乗っ込み時期のチャンスって、なかなか
巡り合えませんね。
毎晩ならもっと釣れるかもしれないんだけどなー。