昨日18日(土)の昼から降り出した雨は、本降りとなって北陸地方全体に
かなりの雨量を伴って一晩中降り続いていましたが、翌19日の昼前には
止みました。しかし雨は止んでも西風が強く吹き荒れていました。
私は昨年石川県内に築いた秘密のアジトで過ごし、昨夜は熟睡できましたが、
朝からスマホで雨雲レーダーと睨めっこしておりました。
昼過ぎに秘密のアジトから出撃して、西海漁港を目指しました。
西風の場合、西海漁港内の出島に陣地を構えると、ちょうど追い風になって、
飛距離が伸びます。
PM13:00 開始です。
真後ろから前へ強烈な追い風が援護してくれて、日頃ぜんぜん届かないポイントまで
27号オモリが飛んでゆきます。
マコガレイよ、さあ来い!!
気合いを入れて4本の竿を投げ込んでアタリを待ちますが、強風で体温が奪われて、
耐えられません。なので、クルマの中から竿先を見つめてアタリを待ちました。
PM13:30 手前から2本目の赤い竿のトップが叩かれたようにビンビン跳ねました。
クルマから慌てて飛び出して竿を掴んで空アワセを入れると、けっこう重いです。
しかしアタリの出方や抵抗の仕方がカレイでないことが判ります。
リールをグリグリ、ゴリ巻きして、寄せてくると・・・
西海漁港の主、巨大ヒガンフグ野郎でした。
本日もフグの猛攻か?と思われましたが、掛かってきたのはこの1匹のみで、
このあと、なんとPM17:30日没までアタリが出ませんでした。
投げ込んだ仕掛けを回収しても、アオイソメはほとんど齧られずに戻ってきました。
カレイも来なけりゃフグも来ない。ケムシも来ない。
とってもつまらんです。
すぐに日没となりました。
エサは昨日の紅イソメが使い切って無くなりましたが、アオイソメはまだ
4,000円分が未使用のまま残ってます。
カレイはもう期待できませんが、このままおめおめと撤収できず、
お土産のアナゴ狙いへ突入することにしました。
4本の竿先に電ケミを取り付けて、夜釣りに突入しました。
PM18:00
昼間に全く居なかったウミケムシが掛かってきました。
もしもこの後、ケムシが続くようであれば早々に中止して、撤収するつもりでしたが、
ケムシはコイツ1匹のみでした。
PM18:40
いちばん手前の赤い竿の竿先がアナゴ特有の、しつこい、アタリが出ました。
十分に飲み込ませて、竿を掴んで空アワセを入れると・・・
ズトーンと重たい感触が伝わってきました。
たぶん大アナゴであることはリールを巻き始めた瞬間から、ゴンゴン伝わる
その抵抗の強さから判りました。
最初の引きの強さや抵抗の仕方はカレイとアナゴは良く似ているのですが、
そのあとリールを巻き始めて最後まで浮いてこないのがカレイ、途中で水面に浮いて
くるのがアナゴ、リールを巻きながら「頼むから最後まで浮いてこないで」と
心の中で祈るのですが・・・。
ふっといアナゴ君をゲットしました。
ワニのようにローリングして仕掛けをグチャグチャにされる前に、タオルを被せて
首を押さえつけて、延髄をナイフでスパッと切断しました。
PM19:20
遠投していたいちばん左の竿先がピンピン跳ねたあと、激しく引き込まれました。
ん? このアタリかたはアナゴではないな。デカいフグ野郎かな?
竿を持って空アワセを入れてリールを巻くと、けっこう重たい。
足元まで寄せてきて、さらに抜き上げて、ヘッドライトで照らすまでは
フグだと思い込んでましたが、ライトをあてると・・・
25cmほどのカサゴ君でした。
産卵間近だったのでリリース。
PM19:00を過ぎると、まったくアタリは無くなりました。
相変わらず追い風となる西風はビュービュー吹いていましたが、
空は星空になり、港内は凪いでとても穏やかでした。
絶好のコンディションだと思われましたが、魚の活性がかなり低いようです。
PM21:00 天候が急変。
急に、みぞれ混じりの激しい雨が降り出しました。
完全に集中力が途切れました。
ここで撤収しました。
結局、この日のお土産は アナゴ1匹だけに終わりました。
[ 追記 ]
20日(月)早朝に深谷の自宅へ無事に帰還しました。
今回持ち帰ってきた18日のマコガレイは冷凍庫へ入り、
19日のアナゴは即バラして、山椒の実を加えて佃煮に
なりました。
美味しい酒のツマミです。