新型コロナウィルスがここまで猛威をふるうとは、
いったい誰が想像していたでしょうか?
私も齢50を超えて体力も抵抗力もピークを過ぎて、
ウィルスに感染すると、イコール死に繋がることを自覚しております。
しかし、ここ3週ほど在宅ワークを継続しているうちに、
本当にストレスが溜まってきました。
大型連休なのにステイホームウィークとマスコミが連呼しております。
家でじっとしていなくちゃならないことは解っております。
しかし、3密を避ければ、自己責任で外出できるんじゃないのか?
↑ ↑ 湘南へやってくるサーファーと同じ理屈です。けしからん。
だけど今週、ヤフオクでフライロッドを2本も安価で落札できたので、
試してみたくて、自制心を失ってしまいました。
どこか近くの管理釣り場で試してみたい。
都内の朝霞ガーデンはどうかな?・・・
あそこは狭いし、2m間隔にはなれないかもしれない。
石岡市のミッドクリークFAはどうかな?・・・
あそこも狭いな。
やはり広くて、のびのびできる上粕尾の発光路の森へ行くしかないか。
あそこなら釣り人は少ないでしょ。
発光路の森へ行くことに決めましたが、なんせ世間体が悪過ぎます。
AM5:45 こっそり自宅の駐車場から抜け出して首都高速の王子北ICへ。
首都高速から東北道へ乗り継いで、栃木ICで降りて、上粕尾へ向けて
えんえんとカーブの続く道を走りました。
さすが山奥、まだ桜が満開でした。
ああーっ、来て良かったです。ココロが和らぎました。
自然の景色は偉大です。こんな場所にウィルスはおらんやろ。
車の台数は20台ほど駐車してましたが、とにかく広い釣り場なので、
どう見ても釣り人の間隔が10m以上離れています。
ヤフオクで落札した5番ロッドと3番ロッドの2本ですが、
5番ロッドはマーカーを付けたウェットフライで、
3番ロツドはライズを見つけたときに打ち込むドライフライで
釣り始めました。
しゅわしゅわしゅわしゅわ・・・しゅわるつねがー?
しゅわしゅわしゅわしゅわ・・・それっ、・・・ポチョン 泣!!
オレ、こんなに下手くそやったっけ?
ぜんぜん前に飛びません。恥ずかしいです。
しかも、ほとんどの時間は「あやとり」してました。
トホホ、視力の衰えはひどくて、ティペットを上手く結べません。
フライのアイが見えなくてティペットを通せません。
気温は15℃ぐらいしかないのに、焦るし、汗が吹き出します。
それでもウェットフライで25cmほどのニジマス君が掛かってくれました。
風が無くなると、ドライフライでも掛かりました。
25cmぐらいのニジマスだと、寄せてきたときに、ほんと小さく見えますが、
家に持ち帰ると結構大きく感じます。
たまーに、ヤマメ君が掛かりました。
時速3匹ぐらいのペースでスカリの中が増えてきました。
でも強風が吹いて、桜の花びらが邪魔するし・・・
下手くそですがドライフライでバシッと決まったときは気分爽快です。
我を忘れて、子供のように夢中になって竿を振ってました。
PM4:00現在でニジマス15、ヤマメ3 ←下手クソですねー。
今週、ヤマメ100匹以上も釣られた猛者もおられるのに。
そろそろ帰ろうかと思いましたが、まだイワナを釣っていません。
なんとかイワナを釣りたくて、必殺の奥の手を使うことに・・・。
何年か前に流行ったマイラーチューブを材料にして作った、
自作の浮沈フライでイワナを狙うことにしました。
このフライ、昔、フィッシング加賀でイワナを掛けたのです。
イワナ特攻のフライで、足元の岩陰に潜むイワナを釣るために、
3m下がって人の気配を消して、しゃがみながら、
ふわ~とキャスト。
するとプカプカ漂っているフライの下から、ニューっと浮いてきた影が、
静かにピチャッと波紋を立てて反転したと思ったら、
浮沈フライの姿が無い・・・。
ビシッと合わせると、水中でクネクネクネクネ。
釣り上げたのは紛れもないイワナ君でした。
しかも30cmある・・・おおー、尺イワナやん。
あのですね、この奇跡とも言えるイワナ君が、
3分後に、もう1匹追加されたのですよ。
皆さん、信じられませんわ。
捌き場所が新型コロナウィルス対策のために閉鎖されていたので、
クーラーボックスに氷詰めして持ち帰り、自宅で捌きました。
↑↑ なんか凄い釣ってるように見えますが、全部で20匹しかおりません。
↓↓ 黒い斑点の多いニジマス1匹とヤマメ3匹
↓↓ 奇跡の尺イワナ2匹
残りの雑魚ども・・・ニジマス14匹
息抜きできました。とても満足しました。
終わります。