さくら日記でございます。

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★日本が誇る大傑作。岡本太郎の「太陽の塔」

2018-09-21 19:14:43 | 「表現」



お疲れ様です。
今日は、大阪市の吹田市
「万博記念公園にある太陽の塔」です。

日本を代表する芸術家。
岡本太郎、1911年2月26日 - 1996年1月7日
の傑作です。

芸術家一家で既存の概念にとらわれず育った
岡本太郎。
「自由や権利を阻害するもの
権威をかざすもの」
そんなものには、徹底して反抗
生涯その姿勢を貫きと通し
作品の中に、その情熱、エネルギーを
注ぎ込みました。

その代表的作品が「太陽の塔」です。

インタビューでは、
この作品のテーマは「進歩と調和」です。

本人自身、その両方に反対!

日々さまざなものが進歩している
わたし達は、そのように感じています。
ですが、それって
「人間にとってはたして進歩なのか?」
「逆にますます意味のない
矛盾の中に飛び込んでいるのか?」

様々な社会問題をみわたすと
私自身も疑問に思ってしまうことがあります。

そして調和です。。
「互が譲り合い調和する日本人の姿勢」
それが調和なのか?疑問を投げかけます。

「ゆずり合い」という綺麗な言葉
その裏には「わだかまりが残る」
「自分は自分を主張」し、「相手は相手を主張」
互いに意思同志が対決しあうことによって
その先に、非常に高度な時点における調和がある
そんな太郎の思想。
わたし的にはうなずけてしまいます。

わたし達が常識として受け入れているもの
よく考えずに真実から目をそらしているかもしれません。

そんな疑問を太郎自身の考え方で展示したのが
この作品なんだそうです。

前置きが少し長くてすいません。

まずは塔の地下「根源の世界」へすすみます。
水の中でしょうか?
宇宙でしょうか?



そして、そこから初めての「いのち」がうまれます。






いのちを拡大してみてみると
からだを作る「タンパク質」
生きるエネルギーとなる「ATP」
いのちの言葉となる「DNA」
が見えます。

原生類の時代






三葉虫・魚類の時代




それが、どんどん進化して
たくさんの生命が誕生します。
そして、自然のなかで生きはじめます。


生きる中で人間は、心との対話がはじまります。
うれしい、楽しい
そんな感情だけではありません。
恐れ、なぞ・・・
不安定な要素を預けるものとして
人間は「祈る」ことを知ります。




そして、ここがはじまりでしょうか?
不安を払拭するためでしょうか?
自然にいどみ、創意工夫をかさね
「道具」を生み出します。




そして、わたし達は
太陽のめぐみの中
進歩と調和によって未来へとむかいます。



それは宇宙に届くまで進化しました。





「太陽の塔」の中をしっかり考えて見てみると
生命が現在にいたる過程を、
もう一度かんがえて見る時期に来てるかもしれません。

わたし的には、
現代社会はこのテーマ「進歩と調和」のバランスが
崩れてきていることを感じます。

ニュースをみると、いたるところでの天災。
いますぐにでも、行動を起こすときに
来ている。そんなことを思ってしまいました。

この最高傑作。
あなたは、どのように感じますか?
もし、意見があったら教えていただけると
ありがたいです。
自分の中に毒を持て―あなたは“常識人間
 
青春出版社


自分の中に孤独を抱け (青春文庫)
 
青春出版社


今日の芸術―時代を創造するものは誰か (光文社知恵の森文庫)
 
光文社


強く生きる言葉
 
イースト・プレス


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★岡本太郎が「太陽の塔」を突き刺した真意