お疲れ様です。
今日は本です。
「がばいばあちゃんの笑顔でいきんしゃい!」
1980年代、お茶の間を賑わした
漫才ブームそのパイオニアである
漫才コンビB&Bのひとり島田洋七の本です。
話の島田洋七の少年時代、佐賀で過ごした日々の
8年間の思い出が描かれます。
時代は戦後の動乱期。
もともと昭広(島田洋七の本名)は
広島で母親と生活してましたが、
その当時、女手一つで、働き、そして子育て
なかなか簡単にはいきません。
なので、昭広は佐賀のばあちゃんの家に送られ
生活することになりました。
行ってみると。ばあちゃん家は超貧乏
なかなか厳しい環境です。
ですが、ばあちゃんのアイディア、ユーモア
のなかで、すくすくと育っていく
その中でのいろんな出来事が綴られてます。
今と昔、時代が違う
なんて言ってしまえば、それまで
なのかもしれませんが、
貧乏生活の中を生き抜くなかでの
さまざまな知恵。
ユーモア。
もしかすると、物が無いけれども
こころは今よりも豊かだったのかもしれません。
そして、大切にすべきことがシンプルに
はっきりしていたのかもしれません。
ちょっとだけ紹介すると
「人に気づかれないのが本当のやさしさ」
物が無い時代、近所の人が
俺たちに負担をかけないように
「買いすぎちゃって」とか
「腐らせるよりも」などと
「食べてもらうのがありがたい」
と言わんばかりの理由をつけて
いろんなものをくれたのだ。
また、ばあちゃんも
「これは、親切のお礼です」
などと言うことなく、ご近所の前を掃いたり
水打ちしたり、正月には餅を配ったり、
自分のできることで感謝の気持ちを表していた。
・・・
最近は近所とのつながりも
少なくなってきているように思います。
そして、あれこれ人に詮索されないのが
快適だって方も多いかもしれません。
現代の社会では
なんとも言えないかもしれませんが
生きていると人と人のつながりは
必ずあります。
みんなで仲良くやっていくには
ばあちゃんのようなやり方は
的を得てるなあ
なんて思いながら読みました。
まだまだ、いろんなエピソードがたくさん
なかなか面白かったです。
検索してみると、
映画やテレビドラマでも
やってたみたいです。
この本は、わたし的になかなか
オススメです。
興味があるかたは是非!
がばいばあちゃんの笑顔で生きんしゃい! (徳間文庫) | |
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佐賀のがばいばあちゃん (徳間文庫) | |
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島田洋七の佐賀のがばいばあちゃん | |
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