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お疲れ様です。
皆さまお元気ですか?
今日は本です。
「マツダ 心を燃やす逆転の経営」です。
あなたは、どんな車に乗ってますか?
「車売れてるランキング」
でちょっと検索してみると、
いろいろと出てきました。
とりあえず、価格COMの
「自動車 人気・注目ランキング」
を見てみると
1位がトヨタ RAV4(2019年モデル)
2位がトヨタ アルファード(2015年モデル)
3位がトヨタ カローラツーリング(2019年モデル)
トヨタが強いですね
そして、
4位マツダ CX-5(2017年モデル)
5位マツダ MAZDA3 ファイスバック(2019年モデル)
マツダが食い込んできました。
続いて、トヨタのハリヤー
スバルのレヴォーグ、マツダのCX-8
スバルのフォレスター、日産セレナ e-POWER
です。14位にはスズキのスイフトスポーツ
15位にはホンダ フィットハイブリッドが入ってます。
その他にも
いろいろとランキンがあります。
データの収集方法など、
サイトごとに様々だと思うので
一概にこの車がナンバーワンとは言えませんが
皆さまが気になる車はありましたか?
ということですが、
今日はその中の「マツダ」の本です。
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なかなかおもしろいです。
なんで、今人気が上がってきたのか?
それがわかります。
そして、今後の目指していることも・・・
マツダにかぎらず、各社
同じような思いで、世に車を出していると
思いますが
この、マツダーストーリーも
なかなかグットです。
経営に携わる人にも、オススメかもしれません。
私が若かりし頃は、
マツダの車を購入すると、下取り価格が安くなって
マツダ意外には下取りを出せない
いわゆる。「マツダ地獄」なんて言葉もありました。
それが、現在の人気メーカーにたどり着くまでの
ストーリーです。
興味がある方は是非一読を!
まずは、昔のマツダ
私の相棒、ユーノスロードスターでも
わかるとおり個性的な車が多い
個性を重視する企業だったそうです。
経営陣からも
「一にも二にも個性だ。個性がなければダメだ!」
なんて言われていたそうです。
レイモンドチャンドラー著の
主人公、フィリップ・マロー風に言うと
「個性がなければ生きる資格がない」・・・
そんな感じだったそうです。
なので、
赤いコスモ、サバンナRX-7
赤いファミリア、そしてルーチェ
今の世代の方は、見たことがないと思いますが
数々の名車が存在したことは確かです。
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ですが、社内事情はというと
新しい個性を創り出すには、心機一転
作り直し!
この作業が多発です。
しかも、それぞれの個性
共通点も少なく、すべてを白紙にもどしての
スタートとなると
会社的には、かなりの負担になります。
それに、続いて「リーマンショック」
「大震災」さらに「フォード傘下」に入る
数々のピンチをむかえます。
ですが、今のマツダがあるのは
ピンチの中でも、
世界一という理想を求め続けた社員の存在が
あったから
そんなふうに感じます。
本の表紙を1枚めくったところに書かれてます。
「ドイツ車よ、今にみちょれ」
こんな心意気がマツダ社員の力になったのでは
ないでしょうか。
そして、その思いが今につながる
基本的なコンセプトが
2000年にマツダのブランドイメージとして
打ち出されます。
「ZOOM - ZOOM」という言葉です。
この言葉は、子どもが車の玩具を走らせるときの
「ブーン、ブーン」というという擬音
それの英語の表現なんだそうです。
車を運転するワクワク感やときめきを
ユーザにもたらすこと
これを象徴する言葉として、この言葉が選ばれたそうです。
そんな、基本コンセプトのもの
個性あるマツダを、ひとつひとつを積み重ね上げた
その結果が今につながるそうです。
そこに至る数々の逸話は
本の中に数多く紹介されています。
やっぱり一読していただくのが一番よいのですが
その中から
ちょっとだけ切り取ってみたいと思います。
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◆「誇り高くありたい」と思わない人はいるの?
・・・
金井
ルマン24時間というレースでは世界一に
なりましたが、
エンジンとしては世界を制覇するもの
にはならなかったので、
ちょっと席巻したけど制覇はしなかった。
なりましたが、
エンジンとしては世界を制覇するもの
にはならなかったので、
ちょっと席巻したけど制覇はしなかった。
-
ちょっと席巻(笑)。
ロータリーにはまだこれから先があるようですが。
ロータリーにはまだこれから先があるようですが。
金井
そうそう。そこは何も言えないけど。
-
でも確かに、「こんなもんだ」という人がいても、
自ら「負けたいんだ」と言う人はいませんね。
自ら「負けたいんだ」と言う人はいませんね。
金井
モノ造り革新の始まりのところでも言いましたが
自分が弱い、と認めることはいいんですよ。
正しい、だけど、そこで「だから、どうせ」となったら
それは誇りを捨てることになる。
自分が弱い、と認めることはいいんですよ。
正しい、だけど、そこで「だから、どうせ」となったら
それは誇りを捨てることになる。
「今に見ていろ」と考えているのなら
その人は誇りを持っている。
その人は誇りを持っている。
ただね、「今にみとれ」と思っていても、
コスト目標が厳しいとか
工場の設備をがらっと変えないといけないから
とかの理由で
「よそはできるけど、うちはできない」とか
そんなことをぐずぐず言っている連中はいるわですよ。
だったら、制約を全部取ったらできるんだろうと
迫ると「やった、待ってたぜ!」と言って
がーっと出てくるやつと、
「いやいやいや・・・」
と次の言い訳を考えるやつとがいるんだけどね(笑)
◆「言いわけこそが、制約条件なのです」
-
考えてみると、金井さんの「制約を外せ」
というのは、その人の誇り、
プライドに対する挑戦なんですね。
というのは、その人の誇り、
プライドに対する挑戦なんですね。
「君は、制約を外してあげても
世界一になりたくないの、負け犬でいいの、
三流と言われていいの、
じゃあ君はなにかやりたことがあるの」という。
自由を約束するようで、
実は厳しい問を突きつけている。
金井
そう言われて出したもに対して
「まだ志が低い」とかいわれたらね(笑)
「まだ志が低い」とかいわれたらね(笑)
-
さらに厳しい(笑)
志が低い、って
頭が悪い、能力が低いと言われるより
効きますね。ぐさっときます。
志が低い、って
頭が悪い、能力が低いと言われるより
効きますね。ぐさっときます。
金井
頭が悪いとか、
能力にケチをつける言い方はダメ・・・
たまにはしますねどね。
能力にケチをつける言い方はダメ・・・
たまにはしますねどね。
志が低いというのはよく言いました。
目標が低いとか、期待した数値に届かない
となったら、
たいては言い訳が始まるわけです。
そして、その言いわけこそが制約条件でしょう。
ぎりぎりの議論を詰めていくと、
実は問題は外部の制約じゃなくて
「一生懸命やったけど、
自分たちはここが分かってないいだ」
ということが分かる。
分かってないことが分かるというのは
大進歩ですよ。
何が分かってないかが分かっていないのが
普通なんですから。
すごいことです。
そうしたら次は
その穴を埋めていけばいい。
何をやればいいのか。もう分かっている。
・・・
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ながながと書いてしまいましが
こんな感じです。
最終的には人に戻るって感じでしょうか?
そして、いまから更に
世界一を目指して走るという「マツダ」
今後に期待したいと思います。
ということで、
今日は「山中浩之」さんの
「マツダ 心を燃やす逆転の経営」でした。
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