さくら日記でございます。

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★名将「ノムさん」が中国の古えの言葉「菜根譚」から ご紹介。日々の生活のヒントになりそう。

2020-09-22 20:24:37 | 「本」


お疲れ様です。
みなさまお元気ですか?

今日は連休最後の日
日頃のストレスは発散できたでしょうか?

そして、最終日の本日は「秋分の日」
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1948年(昭和23年)、
祖先をうやまい、なくなった人々をしのぶ
という趣旨で制定された国民の祝日の一つ。
昼と夜の長さが等しくなる日。

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ということです。

先祖をうやまいつつ
連休疲れを癒す一日
そんな日を過ごされた方も
多いかもしれません。

というこですが、
今日は、またまた本のご紹介
「野村克也」さんの「菜根譚」です。

「野村克也」さんと言えば
「ノムさん」の相性で野球界で大活躍され
球界屈指の名将と言われた方
です。

代名詞として語られるのは「ID野球」
野球監督のチーム作りにおいて
経験や勘に頼ることなく、
データを駆使して科学的に進めていくという手段

現実のデータを緻密に分析
その根拠を元にして「一駒」を進めるという
やり方は、すべの世界に通じるのでは
ないでしょうか?

そんな「野村克也」さんが
これまた、中国の明時代の蔵言集である「菜根譚」

こちらは、こちらは
日常生活の送り方、品格の磨き方
人間関係の築き方
ものの見方、人の見方
などの、処世の極意をまとめたもので
約360条ある
そうです。
その中から、
「野村」さんの気持ちに響いた言葉でしょうか?
そんな言葉を紹介している本です。

混沌とする時代をいかに生きるべきかについて
なんらかのヒントになるかもしれません。

ということで
今日はその中から少しご紹介してみます。

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石火光中に、長を争い短を競う。幾ばくの光陰ぞ。
蝸牛角上に、雌を較べ雄を論ず。許大の世界ぞ。

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「短い時間の中で人が戦うのは
他人では無く自分である」

という言葉のようです。

では、野村さんの解釈では
どうなっているでしょうか?
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石を打って、火花を散らすほどの時間に優劣を競う。
かたつむりの角の上ほどの狭い世界で
雌雄を争う。

そのことにどれほどの意味があるだろうか
と問われても
なかなか結論は出てこない


「ゆとり」を優先して競争を排除する風潮が
このところ日本の教育や子育てにはびこり
競争力が衰えたのも事実だと思う。


長く勝負の世界に身を置いていると、
競争や勝負が人を成長さえてくれることも
よく分かっている。


だから、この風潮に疑問を持っている。

間違えてはいけないと思うのは、
現役の短い時間の中で人が戦うのは
決して他人とではなく、
自分であるということだ。

このことまで忘れてしまってはいけない。

人間は生まれながらにして
楽をしたい本能を持っている。

苦しいとき、
追い詰められたときであればなおさら
この本能が顔を出して
自分の都合がいいように考えを進めてしまう。

だから苦しいとき、追い詰められたときこそ
一歩立ち止まって考えることが必要なのだ。


楽をしたい本能にあらがって
自分のなすべきことを考えみる。
そうすることで
「石を打って火花を散らすほどの短い時間」を
充実した濃密な時間へと
変えることができるはずだ。

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こんなメッセージです。
たしかに、そのとおり
何かを克服できたときに
成長があるとすれば

それは、厳し状況の後にしか
生まれてこないのかもしれません。

そして、それは他人との戦いではなく
自分との戦い
それによって一歩違った世界を発見できる
これは事実ですよね

ですが、「言うは易く行うは難し」です。
でも、私たちが本当に目指してい行くべきは
この道の先にしか無いのかもしれません
そんなメッセージでした。

では、もう一つ
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事業文章は、見に随いて鎖きす。
而して精神は万古新たなるが如し。
功名富貴は、世を逐いて転移す。
而して気節は千載一日なり。
君子は信に当に彼を以って此れに易うべからず。

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「精神は、その人が死んでも
後の者に受け継がれていく」

という言葉です。

では、野村さんの解説です。
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事業や学問は、それを成した者が死んでしまえば
ともに失わてします。

だが精神は、その人が死んでもあとの者に
受け継がれていく。


名誉や富は時代ごとに移り変わっていくが、
その人の志や信念といったものは
失われれることなく後世に伝えらていくものだ。


よく「野球」の2文字の上に
チームや監督の固有名詞を付けて表現することがある


「巨人野球」「落合野球」・・・
といったようなものだ。

こうした言葉は、
それぞれのチーム監督の精神を表している
ものだと思う。


私の中で強く印象に残っているのは
「巨人V9野球」で
自分が監督としてチームを率いているときの
一つの理想型にしてきた。

1番柴田、2番土井、3番長嶋、4番王・・・と続く


適材適所にタレントを配したオーダー
1点と奪いにいくときの自己犠牲
そして痛快で華麗な長嶋のスター性と
王の豪快なホームラン

巨人の野球は、長くこのスタイルを理想としてきた

「川上野球」とはもう呼ばれないかもしれないが
川上哲治氏が残した精神は脈々と息づいている。

勝利は、事業や学問と同じで
一瞬で失われてしまう。


監督としての名声も
チーム成績に応じて変化する

だからこそ、
「俺はこういう野球をするのだ」
という精神を持たなければならない。


私が「プロセス重視」と
口すっぱく言うのも、
そのためである。

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この言葉も
そのとおりですよね
歴史的に名を残した偉人たち
既に、この世を去られているわけですが
その精神は今も生き続けてる
それは実感できます。

それは、偉人に限ったことでも
ないと思います。
あの人のあったかい精神
いまでも、こころに残っている
そんな想いはないでしょうか?

ちょっと思い出したのですが
アニメの「ONEPIECE」の
こんな一幕です。

One Piece Bölüm 086 - Dr. Hiluluk 


ドクターヒルルクが最後に語る言葉です。
「よお、人はいつ死ぬと思う?
心臓をピストルで打ち抜かれた時?違う!
不治の病におかされた時?違う!
猛毒キノコのスープを飲んだ時?違う!
人に忘れられた時さ!
俺が消えても、俺の夢はかなう。
病んだ国民の心も救えるさ・・・」


久しぶりにこのシーンをみつつ
人のこころに残る様な生き方
憧れるし、そうなるように日々過ごせたらなあ
なんて感じました。

ということで、
今日も長々と書いてしましたが
あの名将「野村克也」さんが
中国の古えの言葉「菜根譚」から
ご紹介。日々の生活の大きなヒントになりそうです。
でした。


 
 
 


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