先週の土曜日は実家の仮設住宅への引っ越しを手伝いに行ってきました
午前中に説明会と鍵の引き渡しがあるとの事だったので、余裕を持って10時半到着予定で居候先へ向かったのですが、合流出来たのは11時半でした
早速、仮設住宅を見に行って玄関を開けたら…
目の前にド~ンと荷物が置いてあったので、他の人の所を開けてしまったのかと焦ってしまいました
実家は6人家族ですが、両親と姉家族は名字が違うため2世帯別々に入居できる事になったそうです
同じ大きさの仮設住宅かと思っていたのですが、入居人数によって部屋の大きさが決まっているそうで、両親は1DK・姉家族は2DKの大きさでした。(この他にも3DKがあるそうです)
部屋の大きさにかかわらず、冷蔵庫・洗濯機・エアコン・テレビ・掃除機・電子レンジ・炊飯器・電気ポット・こたつが用意されていました
この他にも、カーテン・ほうき・ちりとり・風呂桶といす・トイレットペーパー・ティッシュペーパー・鍋(大、小)・フライパン・やかん・まな板・包丁・おたま・フライ返し・ざる・ボール・茶碗・皿・コップ・箸・歯ブラシ・歯磨き粉・台所用洗剤・スポンジ・飲用水・お茶・味噌・醤油・砂糖・塩・レトルト食品・缶詰等、入居してすぐ生活が出来る物が揃っていました
とてもありがたい事なのですが、部屋の大きさに対して用意されている物が多くて言葉が出ません…
『とりあえず荷物積んでこようか…』
知り合いから軽トラックを借りて居候先へ
着いた頃には12時を過ぎていたので、何もしていないのに軽くお昼を食べる事に
津波に襲われた泥まみれの実家から持ち出して来たプラスチック製の収納ケース等を積み込み仮設住宅へ
これを3往復して運び込みは完了
その後は荷物の整理ですが、家具がないため頭を悩ませていました
人が生活するのに必要な物って意外と多いんだなぁと再認識。
全く片付けが進まない中、母と夕飯の買い出しにスーパーへ
すぐに食べられる&引っ越し祝いという事でお寿司とカップラーメンで9時前に夕飯となりました
慣れない引っ越し作業で疲れた体にカップラーメンお腹の調子が
震災直後に申し込んでから2ヶ月ちょっと…ようやく引っ越す事が出来ました。
今年小学生になった姪っ子は、仮設住宅を見て
『わぁ~せまいね~。でもみんな同じだもんね』と笑顔
6才の子どもでも今の状況が理解出来るんだぁ…成長するもんだと感心しました
床下浸水した居候先では、ちょっとした地震でも津波が怖いから避難しようと怖がり、地鳴りもかなり聞こえるようで、すぐに避難しようと泣きついていたようですが、仮設住宅がある場所は高台になっているため、地鳴りも聞こえず津波の心配もないためホッとしたようでした。
ただ、小学校の校舎が津波の被害により使用不可能なため、中学校の一部で授業が行われているそうで、毎朝泣いているとの事
中学校も1階部分が津波の被害にあっているので、家族と離れると不安になってしまうようです。
復興の兆しは見えつつも、心の傷はまだまだ癒えないようですね…
なぜか支援物資の中に入っていた
『痛みにドストライクインドメタシン配合』でおなじみの【バンリン】を見て、
姉が『コレ助かるぅ』と言った一言に爆笑した齋藤でした
(一応、一部伏せ字にしてみました)