建財社 STAFF BLOG

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「一日でも早く三陸のカキを食卓に」

2011年05月14日 | その他

【門間】

津波による大きな被害を受けた三陸沿岸地域は、宮城が誇るカキの一大産地である。

養殖の設備や資材だけではなく、生産者の自宅も流されるなど被害は計り知れない。

養殖を再開できたとしても、出荷までは早くても2年はかかるという。

しばらくはおいしい宮城のカキが食べられないだろう。

そこで少しでも早く宮城のカキを食卓に戻って来るよう、養殖の生産者を応援しようと

「牡蠣オーナー制度」を立ち上げた会社がある。

仙台のインターネット通販会社「アイリンク」である。

一口1万円でオーナー登録すると、出荷再開後、三陸の殻付きカキが20個前後届く

というものだ。

3月26日にオーナーを募集するホームページを立ち上げると、全国の三陸カキのファンや

三陸出身者など多くの人が賛同し、スタートから3週間ほどで5000口のオーナー登録が

あったとのことである。

集まった支援金の70%はカキ代の他船舶や作業場の設備、カキいかだ、ロープ等の

資材、種ガキや種貝の購入などに、30%は送料や手数料等に充てるとのこと。

オーナーには復興の様子をホームページやメールマガジンで報告するとのことです。

「オーナー制度」と聞くと、いつも「うさんくさい」と疑いを持つ制度が多い中、

「牡蠣オーナー制度」は自分の利益追求ではなく復興支援のためと思うとオーナーになろう

という気がしてきた。

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