秋田県の象潟には昔、鳥海山を背に、大小さまざまな島が浮かぶ入り江があった。
芭蕉がこの地を訪れた100年後大地震に見舞われ、松島と並び称されていた景勝地は一変、海底が2メートルほど隆起して陸地となり島々は消えた。
でも田んぼに浮いているようで、昔の想影はしのばれます。
松島名物のせんべい「仙台こうれん」が象潟出身の鎌倉時代の尼、紅蓮に由来する縁もあり、両地域は夫婦町の契りを結んでいる。
この紅蓮尼伝記は仙台こうれんをお買い求めると「名物こうれんの由来」に記されているので、一度ご賞味下さい。
お中元で頂戴した「仙台こうれん」も残り1枚となり、ふと、故郷の景色を想いだした。