キューピーヘアーのたらたら日記

ガンバレ日本!!!TB&コメント大歓迎♪

『石坂浩二のマザーグース』 絵:ブライアン・ワイルドスミス

2024-01-26 16:41:30 | 
絵本というのはけっこう高価だ。 主に対象は子供なのだから、 もっと安くすべきだと常々思っているのだが、、、、。 この絵本はBOOK-OFFで100円で手に入れた。 掘り出し物だった。 ぜんぜん痛んでないし、 88ページもあって、 綺麗な水彩画がどっさり載っている。 一枚一枚をじっくり時間をかけて見ていたら、 読み終わるのに随分と日にちがかかった . . . 本文を読む
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私の本棚紹介します。

2024-01-13 19:17:31 | 
本棚を見れば、その人となりがわかる と言われますが、、、、 Second Life関連の本がたくさんあります。 2007年のブームの頃に出た本です。 主夫歴13年になりますが、 いまだにレシピを見ないと作れないものばかりです。 料理本は手放せません。 英語は一生懸命勉強しましたが、 モノになりませんでした。 最近はすっかりご無沙汰です。 . . . 本文を読む
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『僕って何』 三田誠広

2024-01-08 13:39:14 | 
あらすじ 田舎のF町から上京し大学生活をスタートさせた僕だったが、 親しい友達もできず孤独に悩んでいたところ ひょんなことから学生運動に加わり、 また先輩の女子学生と同棲生活を始める。 コンパクトな小説だがよく書けている。 学生運動の矛盾に苦悩する軟弱な主人公に 過去の自分を重ね合わせて楽しめた。 今思えば二十歳前後なんて まだ世の中を知らないひよっこ。 . . . 本文を読む
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『すべて真夜中の恋人たち』 川上未映子

2023-12-24 21:36:28 | 
フリーの校閲者をしている主人公(30代の女性)は 極端に人づきあいが苦手。 ある日、こんなことではいけないと思い カルチャースクールを見学に行くが、 勇気を出すために飲んでいった日本酒で悪酔いしてしまい 受付で吐き気を催してしまう。 急いで駆け込んだトイレの前で男性とぶつかり、 それが縁でその男性と親しく付き合うことになる。 ☆感想 物語に引き込まれ 僕と . . . 本文を読む
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『モーツァルトの「正しい」聴き方』 吉成順

2023-10-24 21:30:06 | 
『正しい聴き方』などと仰々しいタイトルだが、 内容はほとんど伝記と言って差し支えないと思う。 モーツアルトの誕生から死まで 時間の経過とともに本書は進んでいく。 神童時代にはひたすら感心し、 華やかなウィーン時代にはいっしょに愉悦にひたり、 急に人気がなくなってからは読むのが辛かった。 死の直前にレクイエムの作曲依頼が入り、 それが彼自身のレクイエムになったことは、 やっ . . . 本文を読む
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『ぬか漬けの教科書』 塩山奈央

2023-10-04 14:13:36 | 
主夫歴13年のQPですが、 最近は自分の料理に飽き飽き。 なんとかマンネリを打開しようと ぬか漬けを思い立ちました。 ぬか床をこねくり回し、 手についている常在菌がぬか床に移り えもいわれぬ豊潤な我が家独自ののぬか漬けを作り出す。 素敵だ。 というわけで Amazonで本書を買い求め 勉強しました。 この本には 綺麗な写真付きで ぬか漬 . . . 本文を読む
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『静かな雨』 宮下奈都

2023-09-13 13:17:19 | 
本書には2つの中編小説、 デビュー作『静かな雨』と『日をつなぐ』が収録されている。 『静かな雨』 主人公:行助はパチンコ屋の駐車場で たいやき屋を営むこよみと知り合い親しくなる。 ある日、こよみは交通事故の巻き添えにより頭を怪我し、 脳に障害を持つ。 事故までの記憶はあるが、新しいことは 翌日になると忘れてしまう彼女と 行助は愛をはぐくむ。 『日をつなぐ』 . . . 本文を読む
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『チョコレート革命』 俵万智

2023-09-10 13:18:04 | 
QPのような薄汚れた男でも 今日はきれいな心をしているなあ、 と感じる日がある。 というかそんなひと時を大切にしている。 そんな日には詩とか短歌を読むと 美味しい料理のように味わい深く 体に沁み込んでくるのがわかる。 この歌集は恋の歌が多く こっぱずかしくもなるが、 若い女性と交際しているかのように 気持ちが若返るのが とてもありがたい。 気に入っ . . . 本文を読む
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『古くて素敵なクラシック・レコードたち』 村上春樹

2023-09-03 21:34:20 | 
この本は、村上春樹が所蔵する486枚の クラシックレコードの紹介本である。 オールカラーのジャケット写真に 春樹さんの感想が添えられ、 単なるレコードの紹介本というより、 僕はクラシック音楽鑑賞の手引きとして読んだ。 まだまだ僕の知らない作曲家や曲がいっぱいあるんだな という新鮮な驚きがあったし、 春樹さんのレヴューから そのクラシック音楽愛を感じることができ と . . . 本文を読む
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『太陽のパスタ、豆のスープ』 宮下奈都

2023-08-02 23:18:39 | 
主人公:あすわは結婚式直前に婚約を解消されてしまう。 愛と希望を失った彼女は、、、、。 夢をなくして無気力になった主人公を 宮下奈都は愛情とユーモアでうまく描いている。 そんなに長くない小説なんだけれど 読み終えるのに2か月もかかってしまいました。 あすわは叔母ロッカさんに やりたいことをリストアップすることをすすめられる。 それを"ドリフターズ・リスト . . . 本文を読む
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『窓の向こうのガーシュウィン』 宮下奈都

2023-06-09 13:04:58 | 
主人公:佐古さんは未熟児で生まれた。 だが、親の身勝手で保育器には入れてもらえず、 その影響か健やかには成長しなかった。 聴覚に雑音が混じり 人とうまく交わることができなかった。 学校の成績も悪く 「足りない」と言われ続けた。 いつも一人でいたが 寂しいとか孤独だとか思ったことは一度もなかった。 19才の時ヘルパーの仕事に就く。 「先生」と呼ばれる老人の家を訪問したときに . . . 本文を読む
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『ア・ルース・ボーイ』 佐伯一麦

2023-05-08 13:45:14 | 
教師を殴って高校を中退した17才の主人公:鮮(あきら)は 私生児を出産したばかりの少女と赤ん坊といっしょに 三畳一間のアパートを借りて生活を始める。 とっても良かったです。 小説というものはこうでなくっちゃ、 と何度もうなずきながら読みました。 文章がまともだし、 何より主人公が純粋でまっすぐで ものすごく真面目で 共感を呼ぶ。 実に魅力的な少年で . . . 本文を読む
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『たかが猫、されどネコ』 群ようこ

2023-04-23 17:05:20 | 
本書は群ようこがあっちこっちに書き散らしてきた 猫に関するエッセイや短編小説を一冊にまとめたものである。 猫好きにはたまらない本かも知れないが、 さほど猫が好きというわけでもないQPは 途中で飽きてしまった。 もう猫はいいよ。 文章にもキレがなく味わいもない。 作者の猫に対する愛情は感じるが、 自分が書いている文章への愛が感じられない。 巻末に群 . . . 本文を読む
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『鞄に本だけつめこんで』 群ようこ

2023-04-16 15:00:15 | 
本書は群ようこが選んだ 24の文芸作品の紹介と それにまつわるエッセイをまとめたものである。 いやはや、 群ようこの好みは実に渋い。 どれもこれもレトロな香りのする作品ばかりで QPが読んだことのある本は 1冊もなかったです。 それじゃあ、読むのをやめよう と思ったあなた、 話を最後まで聞いて。 エッセイでは ガキ大将だった子供時代、 ほとんど働いて . . . 本文を読む
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『かぜのてのひら』 俵万智

2023-04-13 16:21:20 | 
俵万智の第二歌集。 作者24才から28才までの470余首が収められている。 恋の歌あり、 教職の歌あり、 家族の歌あり、 旅の歌あり、 花の歌あり、 内容盛り沢山です。 前作で見られたソーダ水のような透明感のある 青春の歌はもうないが、 少し大人になった俵万智がここにある。 僕はとりわけ先生としての歌に 心惹かれた。 ちょっと例を出しますね。 修学 . . . 本文を読む
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