絵本というのはけっこう高価だ。
主に対象は子供なのだから、
もっと安くすべきだと常々思っているのだが、、、、。
この絵本はBOOK-OFFで100円で手に入れた。
掘り出し物だった。
ぜんぜん痛んでないし、
88ページもあって、
綺麗な水彩画がどっさり載っている。
一枚一枚をじっくり時間をかけて見ていたら、
読み終わるのに随分と日にちがかかった . . . 本文を読む
本棚を見れば、その人となりがわかる
と言われますが、、、、
Second Life関連の本がたくさんあります。
2007年のブームの頃に出た本です。
主夫歴13年になりますが、
いまだにレシピを見ないと作れないものばかりです。
料理本は手放せません。
英語は一生懸命勉強しましたが、
モノになりませんでした。
最近はすっかりご無沙汰です。 . . . 本文を読む
あらすじ
田舎のF町から上京し大学生活をスタートさせた僕だったが、
親しい友達もできず孤独に悩んでいたところ
ひょんなことから学生運動に加わり、
また先輩の女子学生と同棲生活を始める。
コンパクトな小説だがよく書けている。
学生運動の矛盾に苦悩する軟弱な主人公に
過去の自分を重ね合わせて楽しめた。
今思えば二十歳前後なんて
まだ世の中を知らないひよっこ。 . . . 本文を読む
フリーの校閲者をしている主人公(30代の女性)は
極端に人づきあいが苦手。
ある日、こんなことではいけないと思い
カルチャースクールを見学に行くが、
勇気を出すために飲んでいった日本酒で悪酔いしてしまい
受付で吐き気を催してしまう。
急いで駆け込んだトイレの前で男性とぶつかり、
それが縁でその男性と親しく付き合うことになる。
☆感想
物語に引き込まれ
僕と . . . 本文を読む
『正しい聴き方』などと仰々しいタイトルだが、
内容はほとんど伝記と言って差し支えないと思う。
モーツアルトの誕生から死まで
時間の経過とともに本書は進んでいく。
神童時代にはひたすら感心し、
華やかなウィーン時代にはいっしょに愉悦にひたり、
急に人気がなくなってからは読むのが辛かった。
死の直前にレクイエムの作曲依頼が入り、
それが彼自身のレクイエムになったことは、
やっ . . . 本文を読む
主夫歴13年のQPですが、
最近は自分の料理に飽き飽き。
なんとかマンネリを打開しようと
ぬか漬けを思い立ちました。
ぬか床をこねくり回し、
手についている常在菌がぬか床に移り
えもいわれぬ豊潤な我が家独自ののぬか漬けを作り出す。
素敵だ。
というわけで
Amazonで本書を買い求め
勉強しました。
この本には
綺麗な写真付きで
ぬか漬 . . . 本文を読む
本書には2つの中編小説、
デビュー作『静かな雨』と『日をつなぐ』が収録されている。
『静かな雨』
主人公:行助はパチンコ屋の駐車場で
たいやき屋を営むこよみと知り合い親しくなる。
ある日、こよみは交通事故の巻き添えにより頭を怪我し、
脳に障害を持つ。
事故までの記憶はあるが、新しいことは
翌日になると忘れてしまう彼女と
行助は愛をはぐくむ。
『日をつなぐ』
. . . 本文を読む
QPのような薄汚れた男でも
今日はきれいな心をしているなあ、
と感じる日がある。
というかそんなひと時を大切にしている。
そんな日には詩とか短歌を読むと
美味しい料理のように味わい深く
体に沁み込んでくるのがわかる。
この歌集は恋の歌が多く
こっぱずかしくもなるが、
若い女性と交際しているかのように
気持ちが若返るのが
とてもありがたい。
気に入っ . . . 本文を読む
この本は、村上春樹が所蔵する486枚の
クラシックレコードの紹介本である。
オールカラーのジャケット写真に
春樹さんの感想が添えられ、
単なるレコードの紹介本というより、
僕はクラシック音楽鑑賞の手引きとして読んだ。
まだまだ僕の知らない作曲家や曲がいっぱいあるんだな
という新鮮な驚きがあったし、
春樹さんのレヴューから
そのクラシック音楽愛を感じることができ
と . . . 本文を読む
主人公:あすわは結婚式直前に婚約を解消されてしまう。
愛と希望を失った彼女は、、、、。
夢をなくして無気力になった主人公を
宮下奈都は愛情とユーモアでうまく描いている。
そんなに長くない小説なんだけれど
読み終えるのに2か月もかかってしまいました。
あすわは叔母ロッカさんに
やりたいことをリストアップすることをすすめられる。
それを"ドリフターズ・リスト . . . 本文を読む
主人公:佐古さんは未熟児で生まれた。
だが、親の身勝手で保育器には入れてもらえず、
その影響か健やかには成長しなかった。
聴覚に雑音が混じり
人とうまく交わることができなかった。
学校の成績も悪く
「足りない」と言われ続けた。
いつも一人でいたが
寂しいとか孤独だとか思ったことは一度もなかった。
19才の時ヘルパーの仕事に就く。
「先生」と呼ばれる老人の家を訪問したときに
. . . 本文を読む
教師を殴って高校を中退した17才の主人公:鮮(あきら)は
私生児を出産したばかりの少女と赤ん坊といっしょに
三畳一間のアパートを借りて生活を始める。
とっても良かったです。
小説というものはこうでなくっちゃ、
と何度もうなずきながら読みました。
文章がまともだし、
何より主人公が純粋でまっすぐで
ものすごく真面目で
共感を呼ぶ。
実に魅力的な少年で
. . . 本文を読む
本書は群ようこがあっちこっちに書き散らしてきた
猫に関するエッセイや短編小説を一冊にまとめたものである。
猫好きにはたまらない本かも知れないが、
さほど猫が好きというわけでもないQPは
途中で飽きてしまった。
もう猫はいいよ。
文章にもキレがなく味わいもない。
作者の猫に対する愛情は感じるが、
自分が書いている文章への愛が感じられない。
巻末に群 . . . 本文を読む
本書は群ようこが選んだ
24の文芸作品の紹介と
それにまつわるエッセイをまとめたものである。
いやはや、
群ようこの好みは実に渋い。
どれもこれもレトロな香りのする作品ばかりで
QPが読んだことのある本は
1冊もなかったです。
それじゃあ、読むのをやめよう
と思ったあなた、
話を最後まで聞いて。
エッセイでは
ガキ大将だった子供時代、
ほとんど働いて . . . 本文を読む
俵万智の第二歌集。
作者24才から28才までの470余首が収められている。
恋の歌あり、
教職の歌あり、
家族の歌あり、
旅の歌あり、
花の歌あり、
内容盛り沢山です。
前作で見られたソーダ水のような透明感のある
青春の歌はもうないが、
少し大人になった俵万智がここにある。
僕はとりわけ先生としての歌に
心惹かれた。
ちょっと例を出しますね。
修学 . . . 本文を読む