キューピーヘアーのたらたら日記

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『信仰生活の手引き 聖書』 塩谷直也著

2016-02-26 16:59:28 | 
いい本と巡り合えた。

喉の渇きを潤すように読んだ。

著者の一言一言が心に馴染んでいった。

なんと優しいガイドブックであろうか。

途中、何度か著者は女性ではないかと表紙を見直した。

男性とは思えぬくらい慈しみに満ちた文章であった。


僕自身は新約はだいたい目を通したが旧約はまだ手付かずの冊が多いので

これからチャレンジしていく大きな足掛かりになった。

終わり近くの一節を引用しておく。



『私たちも神の子供です。

「神は、あなたがたを子として取り扱っておられます」(ヘブライ12・7)

ならば、私たちも神さまをもっと振り回してもいいのではないでしょうか。

あまり聖書の前で「よい子」にならないほうがいいのでは?

もっと神さまに(アブラハムのように)交渉し、

(ヤコブのように)すがりつき、

(モーセのように)口答えし、

(ヨブのように)しぶとくだらだらと、

(エレミヤのように)泣いて怒って、

(ヨナのように)逃げたりすねたり、

ああでもない、

こうでもないとやり取りしながら、

神さまを振り回して初めて最も大切なことが

体に沁みとおってくるのではないでしょうか。


私やあなたごときが大暴れして悪態をつき、

体当たりしたところで、

聖書はびくともいたしません。

「天地は滅びるが、わたしの言葉は決して滅びない」(マタイ24・35)

とイエスが言ったとおりです。

「草は枯れ、花は散る。

しかし、主の言葉は永遠に変わることがない」(Ⅰペトロ1・24, 25)

のです。

だからこそ、思いきりぶつかっていい。

聖書に反発し、安易に納得せずに、

反論を余白に書くのです。

長い遠回りをして初めて一番聞きたかった神の言葉、

すなわち

「お前を見捨てることができようか。

お前を引き渡すことができようか。

わたしは激しく心を動かされ

憐れみに胸を焼かれる」

との言葉が、

気がつけば見渡す地平にこだまします。』

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