
僕のような初老の醜い男が
君のように若く美しい娘に恋するのは、
土台間違っているのだろう。
だが、僕はこの昂る気持ちを抑え続けられない。
君に恋焦がれるこの情熱を何とかぶつけてみたい。
自分のことはもはやどうでもいい。
はなからボロボロのポンコツだ。
「分別盛りの年代で…」と世間の人に揶揄されても構わない。
燃えかすを嘲笑されたって何も感じないから…。
でも、今日のところはこの想いを胸にしまっておく。
そしていつものように君に話しかける。
「どんな豆を飲みますか?」
「さっぱり系がいいですか?それとも、濃い味にしますか?」
「甘いのがいいですか?酸っぱさはどうですか?」
そうして君のダイヤルを回して調整し、
ホッパーに豆をスプーンで計って入れ、
スイッチをオンにする。
君はヴィーーンと音をたててコーヒー豆を粉々にする。
僕は君のシルバーのボディに首ったけだ!
一目惚れでした。
僕の電動ミル。
君のように若く美しい娘に恋するのは、
土台間違っているのだろう。
だが、僕はこの昂る気持ちを抑え続けられない。
君に恋焦がれるこの情熱を何とかぶつけてみたい。
自分のことはもはやどうでもいい。
はなからボロボロのポンコツだ。
「分別盛りの年代で…」と世間の人に揶揄されても構わない。
燃えかすを嘲笑されたって何も感じないから…。
でも、今日のところはこの想いを胸にしまっておく。
そしていつものように君に話しかける。
「どんな豆を飲みますか?」
「さっぱり系がいいですか?それとも、濃い味にしますか?」
「甘いのがいいですか?酸っぱさはどうですか?」
そうして君のダイヤルを回して調整し、
ホッパーに豆をスプーンで計って入れ、
スイッチをオンにする。
君はヴィーーンと音をたててコーヒー豆を粉々にする。
僕は君のシルバーのボディに首ったけだ!
一目惚れでした。
僕の電動ミル。

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