ホテル・ルワンダ

冷房のガンガン効いた部屋で、

最近、とみに増えた腹の脂肪を掌でなぶりながら、

「怖いねえ。」と独白しながら映画を観ている、

先進諸国の一国民なのでした。

さすがにディナーを食べながらじゃなかったけどね。


署名運動までして、この映画の日本公開を要望した

人達は偉い。

それがなければ、

わずか100日の間に100万人もの人たちが虐殺されたという

ルワンダの内戦なんて知りもしませんでした。

人間てホント怖いことするねえ。

なぜ、知らなかったのかっていうと、

1994年といえば私、入院してまして、それどころじゃなかった。


国内の福祉問題に目を向けたくないと言う方、

それじゃあ、せめて途上国の福祉問題に気を配ってねぇ。


これは、観ておくべき映画。

☆☆☆☆


P.S.

ホテルの屋上、奥さんと二人で、ろうそくの灯りの中、

ワイン（ブランデー？スコッチ？）を飲みながら、

馴れ初めについて語り合うシーン。

緊迫した映画のなかで唯一

しばらくだけでしたが、和ませてくれました。

彼女とお近づきになりたくて、えらいさんに賄賂を贈って

人事異動を願い出たんだとか。

そのときの賄賂がフォルクスワーゲン！

なんてお金持ち（少なくとも僕よりは、、、）。

しかも、彼女をGETできちゃうところが、仕事の出来る男。

奥さんのセリフ。

「もちろん、新車だったわよねえ。」