今日、床屋へ行った。
福井市内に4店舗を構えるチェーン店A。
カットだけだと1300円。
顔剃り、シャンプーまでして消費税を入れると1890円。
僕はいつもここに来る。
顔剃り、シャンプーを専門にする、まだ見習いの可愛いあの娘のいる…
…いねえ…
いねえ代わりに、マスクを着けた変なおばさんが、
「いらっひゃいまひぇ~」
と言いながら店内をひょこひょこ歩き回っている。
そのさまはまさしく、「変なおじさん」のおばさんバージョン。
ついてない。
その時の僕の落胆振りといったら、それはもうあからさま。
店内に他のお客さんはなく、
僕はすぐ、リクライニング床屋シートに案内された。
まあいいか、髪はおじさんが切ることだし、
別に変なヘアスタイルにされるわけじゃないんだ。
少しの間我慢するだけでいいんだ。
「Cコースで横と後ろを刈り上げにして」
と簡潔に注文をし、目を閉じ瞑想の世界へ。
あの娘は辞めたのか?
まさか、店の金を盗んで男と駆け落ちでもしたんじゃないのか?
それとも、寿退社か?
まあ、駆け落ちでもいい。
どこかで幸せにしていてくれるなら。
カットが終わると、おじさん「Cコースねえ」と変なおばさんに伝えるや否や、
TELをかけ始めた。
「○×君こっちにまわしてくれんやろうか~?
○×君はこっちでもいいと言ってるんやろう?」
ってことは、おばさん代打!?
完全に居直ってるおばさん、ウキウキと僕の顔にしゃぼんを塗り始める。
肘掛の上に載せた僕の腕におばさんの腹がいちいち当たって不快この上ない。
腕を自分の体に寄せ、おばさんの肉体をよける。
いよいよカミソリで顔を剃りにかかった。
左顎をちょいと剃り、真ん中をちょいと剃り、右顎をちょいと剃る。
ほんでもってまた左顎をちょい、真ん中をちょい、右顎をちょい、ってないい加減な仕事を、
徹底的にリズム感の欠けたドシロートミュージシャンが
レゲエを演奏しているかのような壊れリズムで、
チャッチャカスッチャチャカチャカンシャ
と、がさつの極み!
「おのれ、客を舐めとんのかーっ!」
と怒鳴りたくなったが、おばさんのつけている安物香水の強烈な作用で
意識が遠のいてしまった。
「お客様、スペシャルコースご案内!!!」
の声がぼやけた頭に鳴り響いた。
体が動かない。
されるがままの僕をおばさんは奥の別室へと連れ込み、
やおら、僕のGパンとトランクスを引き摺り下ろすではないか。
抵抗しようとすると、さっきのおじさんが僕を羽交い絞めにして、
「後生ですから、ここはお情けを!」と言っている。
……
……
おばさんのスペシャルなテクニックに僕はあえなく強チ○されてしまった。
と思いきや、僕はシャンプーされている最中だった。
安心したのはいいが、おばさんは僕の頭をなぜて、仕事をしている振りをしているだけだ。
「こらっ、もっと気合を入れてマッサージせんかい!」
と心の中で叫んだ。
シャンプーが終わるとタオルで髪を拭き、
アフターシェイブローションを顎と
広いおでこにピチャピチャ
確かに顔は剃ってもらったが、普通アフターシェイブローションは
おでこ(=ハゲ)にはつけないだろうがっ!
「おんどりゃー!ふざけるのもいいかげんにさらせーっ!」
怒り心頭に達した僕は、鏡越しにおばさんを睨みつけようとした。
その時、おばさんがマスクを取って、素顔を見せにんまりと笑った。
口裂け女だった。
福井市内に4店舗を構えるチェーン店A。
カットだけだと1300円。
顔剃り、シャンプーまでして消費税を入れると1890円。
僕はいつもここに来る。
顔剃り、シャンプーを専門にする、まだ見習いの可愛いあの娘のいる…
…いねえ…
いねえ代わりに、マスクを着けた変なおばさんが、
「いらっひゃいまひぇ~」
と言いながら店内をひょこひょこ歩き回っている。
そのさまはまさしく、「変なおじさん」のおばさんバージョン。
ついてない。
その時の僕の落胆振りといったら、それはもうあからさま。
店内に他のお客さんはなく、
僕はすぐ、リクライニング床屋シートに案内された。
まあいいか、髪はおじさんが切ることだし、
別に変なヘアスタイルにされるわけじゃないんだ。
少しの間我慢するだけでいいんだ。
「Cコースで横と後ろを刈り上げにして」
と簡潔に注文をし、目を閉じ瞑想の世界へ。
あの娘は辞めたのか?
まさか、店の金を盗んで男と駆け落ちでもしたんじゃないのか?
それとも、寿退社か?
まあ、駆け落ちでもいい。
どこかで幸せにしていてくれるなら。
カットが終わると、おじさん「Cコースねえ」と変なおばさんに伝えるや否や、
TELをかけ始めた。
「○×君こっちにまわしてくれんやろうか~?
○×君はこっちでもいいと言ってるんやろう?」
ってことは、おばさん代打!?
完全に居直ってるおばさん、ウキウキと僕の顔にしゃぼんを塗り始める。
肘掛の上に載せた僕の腕におばさんの腹がいちいち当たって不快この上ない。
腕を自分の体に寄せ、おばさんの肉体をよける。
いよいよカミソリで顔を剃りにかかった。
左顎をちょいと剃り、真ん中をちょいと剃り、右顎をちょいと剃る。
ほんでもってまた左顎をちょい、真ん中をちょい、右顎をちょい、ってないい加減な仕事を、
徹底的にリズム感の欠けたドシロートミュージシャンが
レゲエを演奏しているかのような壊れリズムで、
チャッチャカスッチャチャカチャカンシャ
と、がさつの極み!
「おのれ、客を舐めとんのかーっ!」
と怒鳴りたくなったが、おばさんのつけている安物香水の強烈な作用で
意識が遠のいてしまった。
「お客様、スペシャルコースご案内!!!」
の声がぼやけた頭に鳴り響いた。
体が動かない。
されるがままの僕をおばさんは奥の別室へと連れ込み、
やおら、僕のGパンとトランクスを引き摺り下ろすではないか。
抵抗しようとすると、さっきのおじさんが僕を羽交い絞めにして、
「後生ですから、ここはお情けを!」と言っている。
……
……
おばさんのスペシャルなテクニックに僕はあえなく強チ○されてしまった。
と思いきや、僕はシャンプーされている最中だった。
安心したのはいいが、おばさんは僕の頭をなぜて、仕事をしている振りをしているだけだ。
「こらっ、もっと気合を入れてマッサージせんかい!」
と心の中で叫んだ。
シャンプーが終わるとタオルで髪を拭き、
アフターシェイブローションを顎と
広いおでこにピチャピチャ
確かに顔は剃ってもらったが、普通アフターシェイブローションは
おでこ(=ハゲ)にはつけないだろうがっ!
「おんどりゃー!ふざけるのもいいかげんにさらせーっ!」
怒り心頭に達した僕は、鏡越しにおばさんを睨みつけようとした。
その時、おばさんがマスクを取って、素顔を見せにんまりと笑った。
口裂け女だった。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます