『ラオスにいったい何があるというんですか？』 村上春樹

今日も飲んでしまった。

最近は毎日だ。

しらふでブログを更新しようと思ってたのに、、。

ま、いいか。

酔いも醒めてきたし。


この本は一昨日読み終わった。

本を購入したのは、出版されてすぐ。

（2015年11月）

ずいぶんと時間がかかったものだ。

でも、あれだ。

村上春樹はいい。

読んでると、

日照り続きのあとの雨が渇いた土にしみ込むように、

言葉たちが僕の渇いた心を潤してくれる。


これが、ほかの作家だとこうはいくか。

たとえば、住野よるなんかだと、

神経がささくれ立ってくるわ。

あんなのはもう金をくれるといわれたって

ごめんだ。



悪口は程々にして、

この本は旅行記である。

1995年から2015年までの記録である。


ボストン-1

アイスランド

オレゴン州ポートランド、メイン州ポートランド

ギリシア　ミコノス島、スペッツェス島

ニューヨークのジャズクラブ

フィンランド

ラオス

ボストン-2

イタリア

熊本


に氏は旅に出かけている。

どれも、素敵な内容だ。

出無精の僕でさえ、旅行にあこがれてしまう。


だが、

である。

この20年間に氏が旅したのはこれだけではないのだ

なんとあとがきの中で、


秋のプラハ

ウィーンでの小澤征爾さんとの日々

エルサレムでの不思議体験

夏のオスロの1か月

ニューヨークで会った作家たち

スペインでディープな日々

トヨタ・カムリで走ったニュージーランド




とかの豪華内容盛りだくさんな旅行に関しては、

「いままでさんざん旅行記書いてきたから、しばらくはいいか」

っと、

書かなかったんだってさ、何も。


これを文学的損失と言わずして何と言おう！！！




ヨミタカッタナ