キューピーヘアーのたらたら日記

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手紙

2007-05-01 23:58:07 | た行の映画
あるところに、世界一暗い漫才師がいました。

彼:ナオキの兄は強盗殺人犯で刑務所にいました。

ナオキは兄の犯した罪により、アパートを追い出されました。

大学進学も諦めました。

職場で兄のことがばれると、すぐ首になりました。

漫才師としてテレビにも出演するようになりましたが、

掲示板に身元を明かすこころない書き込みがあり、

続けていくことを断念しました。

恋人もいましたが、その親が反対し、去っていきました。

家電量販店に就職しましたが、また身元がばれ

倉庫係に左遷されてしまいました。

その社長がのたまうには、

「犯罪加害者の家族が差別されるのは当然のこと。

 それは、一般市民の自己防衛本能なのだから。

 君のお兄さんは、君が受ける理不尽な差別をも含めて

 罪をあがなわなければならないのだよ。」と。


ナオキは沢尻エリカのようなチョー美人と結婚し

娘もできてハッピー、ハッピーになったのかと思いきや、

その娘が公園へ遊びに行くと、それまで遊んでいた子供たちが

示し合わせたかのようにお家に帰ってしまうという出来事が起こってしまう。

そして、あったまにきたナオキはノーテンキに

手紙ばかり送ってくる兄に絶縁状をたたきつけたのでした。

そして、ラストは、、、、はからずも落涙してしまった。

原作を読んだときはそんなことなかったのに、

おもしろ、おかし、かなし、うれしの感情が昂ぶって、、、。

「イマジン」より「漫才」で正解でしたね。



昨今は犯罪被害者の人権をもっと尊重してくれてもいいんじゃないか?

という声をよく耳にします。それもそーですが、

赦し合うことによって、社会の絆は強くなるんじゃないでしょうか?

犯罪加害者の家族を許容できない社会は

脆弱な社会と言わざるを得ません。

「○×さんのお兄さんは殺人で刑務所にいたんだけど、

 今は真面目に床屋さんをやっているそうよ。」

(『うなぎ』かっ!?)

なんていうセリフが聞けるような映画にして欲しかったな。

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