アメリカ南部の田舎町に住む12歳の少女:フランキーは
退屈な毎日に倦み、
奇矯な行動で次々に周囲とトラブルを巻き起こす。
*----------
読み終わるまでは、たいした小説じゃないな、
って思ってた。
12歳の少女の心理なんて関心もないし、
知ったところで僕が何かに応用できるというわけでもないし、、、。
ところが、読み終えてみると、
従弟のジョン・ヘンリーや料理人のベニレスが
ありありと僕の心の中にいて、
今にも僕に何かを語ろうとしているんだ。
フランキーにとってこの二人は心の宝石のようなもの。
それが僕の淋しい心にも宝石として存在し始めたんだ。
繊細な描写の積み重ねの上にリアルな人物像と
12歳の心の像を浮かび上がらあせた
筆力と技はさすがのマッカラーズさん。
村上春樹が推すだけのことはある。
日本では埋もれかけていた本作を
≪村上柴田翻訳堂≫として
新訳・復刊させた意義は大きい!
退屈な毎日に倦み、
奇矯な行動で次々に周囲とトラブルを巻き起こす。
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読み終わるまでは、たいした小説じゃないな、
って思ってた。
12歳の少女の心理なんて関心もないし、
知ったところで僕が何かに応用できるというわけでもないし、、、。
ところが、読み終えてみると、
従弟のジョン・ヘンリーや料理人のベニレスが
ありありと僕の心の中にいて、
今にも僕に何かを語ろうとしているんだ。
フランキーにとってこの二人は心の宝石のようなもの。
それが僕の淋しい心にも宝石として存在し始めたんだ。
繊細な描写の積み重ねの上にリアルな人物像と
12歳の心の像を浮かび上がらあせた
筆力と技はさすがのマッカラーズさん。
村上春樹が推すだけのことはある。
日本では埋もれかけていた本作を
≪村上柴田翻訳堂≫として
新訳・復刊させた意義は大きい!
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