急に(前日の夜)定山渓温泉一泊が
決まり、当初はもっとリーズナブルな
宿にしようと思っていましたが
「あと少し(宿泊代を)出せば
この宿に泊まれる」「さらに少し
出せばここも」とどんどん予算が
膨らみ、気がつけばふる川予約。
当初の予算2倍以上の料金。
(最初の予算は一万円以下)
「せっかくだから」の呪文をとなえつつ
ふる川へ。
部屋に案内され「ふる川に決めて
よかったね」と同行者と盛り上がる。
豪華絢爛、または
スタイリッシュな高級宿でもなく
ふる川らしいセンスのお宿。
民芸調とでも言ったら良いの
でしょうか。
例えば、客室にソーイングセットを
用意するのではなく、
さりげなくピンクッションに針を刺した
簡易的なものを用意とかね。
最近では見かけなくなった
お宿オリジナルのレターセットとか。
ふた昔前は宿オリジナルのレターセットと
絵葉書が無料で用意されているのは
そんなに珍しくなくなかったですね。
「温泉に来てます。楽しいよ」と写メを
ダイレクトに送るのが主流ですが
たまには旅先からの手紙もいいものです。
ふる川は館内いたるところに
宿泊者が楽しめたりくつろげたりできる
スペースがあります。
宿泊した方なら「みつをだらけの宿」の
印象をお持ちかと思います。
実際、私もそのくち。
今回泊まって思ったのは(4年前より)
「みつをエキスが薄まってきたかも」
・・・若干ですが(笑)
露天風呂のみつを木札が見当たりません。
「あなたはそれでいいんだよ」と全肯定しながらも
やれ「夢」だのじわじわ圧力感のある
「書」は健在。
また、ゆ瞑みの「肛門に力を云々」の
難易度の高い瞑想方法も健在ですが
「なんもお湯に入って温まったらいいべさ」の
気持ちで楽しめばいいと思います。
食事はとてもおいしくいただけました。
ただ、仙食庵は掘りごたつ&座椅子より
椅子っぽい座椅子ゆえになんだか
落ち着かない。ちょっと高すぎます。
(足が短いのかしら)
座椅子に横座りすれど安定感がなく
直で床に座ればテーブルが高く。
これさえ解決できれば・・・
大浴場&中浴場は結構暗いです。
日の光が入る分には問題ないと
思いますが、夜はちょっと暗いかなぁ。
暗い浴場が好みですので、私は良かったの
ですが、年配の方や目が悪い方は注意が必要。
「よもぎの寝湯」があるのですが
これかなりぬるいです。
ただ、お湯でいいだけあったまった体には
すごく気持ちがいい!
ずっと入っていたらじわじわ温まってきて
ちょうどよくなってきます。
館内でくつろぐのもよし
温泉街を散策するもよし。
好きなように過ごすのが一番です。
大切なのんびり時間を過ごすには
ふる川、おすすめですよ。
今回、急に温泉宿一泊の
「ゲリラ温泉」を決行しましたが
このゲリラ温泉が非常に楽しく
再度決行しました。
何日も前から予約してその日を
楽しみにするのもワクワクして
「その日の為にがんばる」感が
いいのですが、ゲリラ温泉も
「まっさか一泊するとはねぇ
嘘みたいだねえ」的に
宿についてからの盛り上がりも
楽しいです。