原爆の図１

　また８月６日が廻ってきました。もう７３年も前の出来事、単なる一出来事だと簡単に言い済まされないような野蛮で残忍な行為でしかありません。アメリカからの、単なる、にっくき敵国日本への制裁の一つだったのですが、誰がどう言おうと、人間による人間の最も極悪なる事件だと言わざるをえません。アメリカの良心だなんだと言っていますが、そこには何の正義もありません。どのような理由を付けようと、唯のむごたらしい人間の存在を無視した報復行為だとしか言うことができません。戦勝国の一方的な言い訳にしかならない行為です。

　私は、毎年この欄に一枚の広島での原爆写真を掲げているのですが、其の一枚を今年も見てください。

　　　　　　　“ノーモアー　ヒロシマ”　

　そうです。この世の中から、再び、原爆の惨禍が地球世界から完全に消え失せてしまう事を願って

　今年になってからですがローマ法王が一枚の原爆の写真(長崎で写した少年の写真）を指して原子爆弾の禁止を訴えていますが、その写真より、更に、生々しい無慈悲なる原爆の惨状さを写した写真を持っております。その写真をどうぞ見てください

　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　此処に乗せた写真は、ローマ法王が示した長崎の写真同様に、人間のどうしようもない深い悲しみを慈悲の心で以って支えている姿を極限に描きだしている崇高な写真ではありませんか？？？此処に描かれだしている少年の姿には、自分のその時の思いを、どう言葉で言い表していいか分からず、ただ、現実をその目で確かめ、言いようもない悲しみを乗り越えた人間の魂がほとばしり出ています。また、無言の訴えを、見たことのない当時の戦争指導者に何かを訴えかけているようにも思えるのですがどうでしょうか？？？。