「栲<タク>」の木から白い布(木棉)が作られ、その木が当時は「志那」と呼ばれ、それが沢山生えている処というところから信州が「科野」と呼ばれた原因になるのですが、この
「栲」
という字、何処かで見たような気がしてなりません。万葉集の中にあったような気が????念のためにと、契沖の「万葉州代匠記」を見たのですが、それにも、この字は出ていません。その他、万葉集の数冊の本を見たのですが、やっぱり、「栲」は出ておりません。何処ぞにと思って、更に、探してみました。手元にあった「NHKブックス(木俣 修)万葉集 時代と作品」を見ると
持統天皇の御歌
春過ぎて 夏来るらし 白栲の 衣乾したり 天の香具山
と出ているではありませんか。何か得意げになって、今、これを書いております。
なお、大匠記にもその他の本にも、「白妙」という字が記されております。この木俣氏だけが、どうしてかは不明ですが、この「栲」をつかって<タヘ>と読ましております。
以上これの蛇足の蛇足ですが???お暇なら御読みください。
と書いた後から、中西 進の「万葉の秀歌(講談社)」や山本健吉の「日本詩歌集」を見たのですが、ここでは、意に反して、いずれも「白栲<シロタヘ>」の字を使っております。どうして、何時頃から「妙」が「栲」にとってかわったのでしょうか。まさか宣長の説からではないでしょうにね。誰かその出典を御存じのお方はおられませんか???
「栲」
という字、何処かで見たような気がしてなりません。万葉集の中にあったような気が????念のためにと、契沖の「万葉州代匠記」を見たのですが、それにも、この字は出ていません。その他、万葉集の数冊の本を見たのですが、やっぱり、「栲」は出ておりません。何処ぞにと思って、更に、探してみました。手元にあった「NHKブックス(木俣 修)万葉集 時代と作品」を見ると
持統天皇の御歌
春過ぎて 夏来るらし 白栲の 衣乾したり 天の香具山
と出ているではありませんか。何か得意げになって、今、これを書いております。
なお、大匠記にもその他の本にも、「白妙」という字が記されております。この木俣氏だけが、どうしてかは不明ですが、この「栲」をつかって<タヘ>と読ましております。
以上これの蛇足の蛇足ですが???お暇なら御読みください。
と書いた後から、中西 進の「万葉の秀歌(講談社)」や山本健吉の「日本詩歌集」を見たのですが、ここでは、意に反して、いずれも「白栲<シロタヘ>」の字を使っております。どうして、何時頃から「妙」が「栲」にとってかわったのでしょうか。まさか宣長の説からではないでしょうにね。誰かその出典を御存じのお方はおられませんか???