空の上に投げ飛ばされたのを幸いいに建御名方神は「ウルトラマン」のように両手を前に差し出しながら気持ちよく大空を飛んで行きます。何処かよい着地点はないかと捜しながらです。何処まで飛んで行ったのでしょうか、ふと眼下に
”科野国洲羽海<シナヌノクニノ スワノウミ>”
が見えます。ここまで逃げると、もうあのにっくき「建御雷神」は追っては来ないだろうと思われたのでしょうか、そこに降りられたのです。やれやれです。
この「科野<シナヌ>」とは、宣長説によりますと
山国だから「級坂<シナザカ>」(階段の様な坂道)があちこちと至る所にあるから、<シナノクニ>と名が付いたのだと。また、一説には、此の国には、「志那<シナ>」という木が沢山生えていたからだとも書いております。 「志那」という名前は、その皮から作り出した布は、とても「品々しい」、大変高級な白布だったので、この木を「シナ」と名付けたのだそうです。その美しい特産物を作りだす木が沢山生えている国と言う意味から「シナ」の国となったのだと。
なほ、「志那<シナ>」は「栲<タク>」であると???
”科野国洲羽海<シナヌノクニノ スワノウミ>”
が見えます。ここまで逃げると、もうあのにっくき「建御雷神」は追っては来ないだろうと思われたのでしょうか、そこに降りられたのです。やれやれです。
この「科野<シナヌ>」とは、宣長説によりますと
山国だから「級坂<シナザカ>」(階段の様な坂道)があちこちと至る所にあるから、<シナノクニ>と名が付いたのだと。また、一説には、此の国には、「志那<シナ>」という木が沢山生えていたからだとも書いております。 「志那」という名前は、その皮から作り出した布は、とても「品々しい」、大変高級な白布だったので、この木を「シナ」と名付けたのだそうです。その美しい特産物を作りだす木が沢山生えている国と言う意味から「シナ」の国となったのだと。
なほ、「志那<シナ>」は「栲<タク>」であると???