私の町吉備津

岡山市吉備津に住んでいます。何にやかにやと・・・

ある時オホクニは・・・

2018-03-10 11:28:02 | 日記
 ようやく出雲に落ち着いたオホクニは、ある時、出雲の御大之大前<ミホノミサキ>(美保ヶ崎)においでになられます。すると、沖の方から「波穂<ナミホ>」、即ち、麦などの穂先のように、大きく白く高く波立った波、大きく白波のたった荒れ狂った海にです。

               “天之羅摩船<アメノ カガミノフネ>”

 が近ずいて来ます。「羅摩」は<カガミ>と読みます。「カガイモ」です。それを。ちょっと写真でどうぞ

                       
  

 下図のような、その実の皮を船にしてです。これを見ますと、そんな小さな船が、よくも、そんな大きな白波の立つ荒波に乗って、転覆もせずに、岸まで辿りつけたのか不思議でたまらないのですが、そこが、また。神話の世界です。「そもそも、汝!!!疑うことなかれ」です。その船には

           “内剝鵝皮剥<ヒムシノカワヲ ウツハギニ ハギ>”

 にした服を着た神が乗っていたのだそうです。この「内剝鵝皮剥」した服ですが、これまた、大変、一口では説明しにくい服ですから、それもまた、宣長先生の御節を参考にしながら明日にでもまた???

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