「大御饗<オホミアヘ>」に、淡海の美女「矢河枝比売<ヤカハエヒメ>」から御酒盞<オホミサカヅキ>が差し出されます。それを手にした応神天皇は美味しそうに並べられた肴と差し出された盞を目の前にして・・・
“鄙のせせこましい近江路「志那陀由布。佐佐那美遅袁<シナダユフ ササナミヂヲ>」を苦しみながら旅を終えて、再び、此の地にたどり着いてきて、
“許波多能美知邇<コハタノミチニ>阿波志斯袁登売<アハシシオトメ>”
「木幡の道」で偶然に逢った乙女は。”
と詠います。
これからが、この物語の真骨頂となる天皇による眼前に侍る乙女に対する愛の歌です。こんな歌が、即興的に「よくぞ口をついて出てくるものか」と感心しきりです。少々長々と天皇は乙女に語りかけますが、あまりにも長いので、それは、また明日にでも・・・・
“鄙のせせこましい近江路「志那陀由布。佐佐那美遅袁<シナダユフ ササナミヂヲ>」を苦しみながら旅を終えて、再び、此の地にたどり着いてきて、
“許波多能美知邇<コハタノミチニ>阿波志斯袁登売<アハシシオトメ>”
「木幡の道」で偶然に逢った乙女は。”
と詠います。
これからが、この物語の真骨頂となる天皇による眼前に侍る乙女に対する愛の歌です。こんな歌が、即興的に「よくぞ口をついて出てくるものか」と感心しきりです。少々長々と天皇は乙女に語りかけますが、あまりにも長いので、それは、また明日にでも・・・・
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