赤とんぼの群れが飛んでいる。夕日が空からゆっくりと落ちている。もう日が暮れるのが早くなった。近所の家からは賑やかな家族の声が聞こえてきた。
もう帰らないと行けない。冷たい風と一緒に帰る時は寂しい気持ちで悲しくなるのはなぜだろう。
僕は塾が終わっていつものようにミキと話していた。
「今日、難しかったよね」
「あれってヤッパリ難しかったの」
「とぼけちゃって」
「あはは」本当に難しい問題なのか。簡単な問題なのかさえ分からなかった。僕には勉強なんてサッパリだ。
ミキは頭もよくて性格もいい。顔も可愛い。一応僕と付き合っているが、狙っている男も多い。いつ別れるのか待ちに待っている奴もいるかもしれない。
「今日も帰りマック行く?」僕は自転車に乗っていた。ミキは、いつも歩いて来ていた。僕の自転車で二人乗りをして帰るときもある。
「ごめん。今日は帰るよ」ミキは顔を伏せた。何か意味深な言葉に聞こえたので聞き返した。
「何でだよ。」
「本当にごめん。また誘って」ミキは手を合わせて、顔も申し訳なさそうにしていた。ミキはバイバイと言って歩いて家に帰って行った。
僕はなぜか気になって、ミキの後をつけていた。少し歩いたらミキが立ち止まりキョロキョロと見渡すと、男が手を振っていた。
学校の同じクラスのタクヤだった。背が高くて、二重まぶたで、痩せ型だ。女には人気があった。男からは、ムカつかれていたけれど。
タクヤとミキが歩いて公園の中に入っていった。影からそっと様子を見ていた。二人は公園のイスに座って話しをしていた。
「俺と付き合ってくれないの?」
「私今付き合ってる人がいるの」
「別れて俺と付き合おうよ」
「うん。どうしようかな」二人に沈黙が流れた。外灯の光が二人を照らしていた。周りを虫がいっぱい飛んでいた。僕は、虫を手ではらいながら二人の姿を見ていた。ミキはどうするかなと思った時には、二人はキスをしていた。
タクヤがリードしているような風にも見えた。二人は抱き合ってキスをしていた。これ以上見たくなかった。心の底から涙が出てきた。公園から逃げるように帰った。家に帰ってからもずっと泣いていた。枕が涙で濡れた。今までミキと付き合って来た事が走馬灯のように思い出された。
次の日、ミキと別れる事になった。タクヤと付き合うことが決まったらしいのだ。僕には魅力がなかったから嫌われたのだろう。また次の恋を探せばいいと思った。
女の気持ちが分からない。誰かが言っていたけど、暗い夜道と女の気持ちは気をつけろ。まさにそういう事なのかもしれない。
教室から空を見上げた。ウロコ雲が集まって来て、遠くからゴロゴロと雷の音が聞こえてきた。一雨降るかなと思ったら、タクヤとミキが運動場の鉄棒の所でイチャイチャと仲良さそうに話していた。
心の中で二人に雷が落ちないかなと思った。僕の心は悲しい雨が降っていた。
女心と秋の空は移り変わりやすいとはよく言ったものだなと思った。
もう帰らないと行けない。冷たい風と一緒に帰る時は寂しい気持ちで悲しくなるのはなぜだろう。
僕は塾が終わっていつものようにミキと話していた。
「今日、難しかったよね」
「あれってヤッパリ難しかったの」
「とぼけちゃって」
「あはは」本当に難しい問題なのか。簡単な問題なのかさえ分からなかった。僕には勉強なんてサッパリだ。
ミキは頭もよくて性格もいい。顔も可愛い。一応僕と付き合っているが、狙っている男も多い。いつ別れるのか待ちに待っている奴もいるかもしれない。
「今日も帰りマック行く?」僕は自転車に乗っていた。ミキは、いつも歩いて来ていた。僕の自転車で二人乗りをして帰るときもある。
「ごめん。今日は帰るよ」ミキは顔を伏せた。何か意味深な言葉に聞こえたので聞き返した。
「何でだよ。」
「本当にごめん。また誘って」ミキは手を合わせて、顔も申し訳なさそうにしていた。ミキはバイバイと言って歩いて家に帰って行った。
僕はなぜか気になって、ミキの後をつけていた。少し歩いたらミキが立ち止まりキョロキョロと見渡すと、男が手を振っていた。
学校の同じクラスのタクヤだった。背が高くて、二重まぶたで、痩せ型だ。女には人気があった。男からは、ムカつかれていたけれど。
タクヤとミキが歩いて公園の中に入っていった。影からそっと様子を見ていた。二人は公園のイスに座って話しをしていた。
「俺と付き合ってくれないの?」
「私今付き合ってる人がいるの」
「別れて俺と付き合おうよ」
「うん。どうしようかな」二人に沈黙が流れた。外灯の光が二人を照らしていた。周りを虫がいっぱい飛んでいた。僕は、虫を手ではらいながら二人の姿を見ていた。ミキはどうするかなと思った時には、二人はキスをしていた。
タクヤがリードしているような風にも見えた。二人は抱き合ってキスをしていた。これ以上見たくなかった。心の底から涙が出てきた。公園から逃げるように帰った。家に帰ってからもずっと泣いていた。枕が涙で濡れた。今までミキと付き合って来た事が走馬灯のように思い出された。
次の日、ミキと別れる事になった。タクヤと付き合うことが決まったらしいのだ。僕には魅力がなかったから嫌われたのだろう。また次の恋を探せばいいと思った。
女の気持ちが分からない。誰かが言っていたけど、暗い夜道と女の気持ちは気をつけろ。まさにそういう事なのかもしれない。
教室から空を見上げた。ウロコ雲が集まって来て、遠くからゴロゴロと雷の音が聞こえてきた。一雨降るかなと思ったら、タクヤとミキが運動場の鉄棒の所でイチャイチャと仲良さそうに話していた。
心の中で二人に雷が落ちないかなと思った。僕の心は悲しい雨が降っていた。
女心と秋の空は移り変わりやすいとはよく言ったものだなと思った。
女なんてゴマンといるさ!
がんばれ、「僕」!がんばれ、若ぞーたちよ!!!おねいさんは、けなげな君たちをそっと陰から応援しているよ
そういっている間に時間がドンドン過ぎていって、歳を取ってヨボヨボのじいさんになってしまうような気がします。少し悲しいです。
パプ子さんって何歳ですか?ちょっと気になったもので。失礼だったら謝ります。
何歳くらいに思われますか・・・?
あと、あなたみたいにすてきな人には、
必ずお似合いの人が現れますよ!・・・もうすぐ・・・ね。
意外とすぐ‘隣’にいたりするかも知れませんよ・・・・・。
私の事をステキステキって照れますね。そう言ってくれるのはパプ子さんだけですよ。 どこがステキなのでしょうか。そこが分かれば前面に押し出して、彼女が出来るような気がします。
必ず出会えると言ってくれるだけでもうれしく感じました。
意外とすぐ隣にいたりというのが意味深ですね。今後ろを振り返りましたよ。(笑)
女友達も誰もいないからショックです。
いい人に巡り合うという事で今からいい夢でもみます。
あなたには人の心を敏感に繊細に感じ取り、そしてそれをすごくpureで美しい文に表現する才能があるのです。それはそのままあなたの人柄に表れているはず・・・でも、それを「前面に押し出して」ないところがよいのです。
私は「文章フェチ」でして、(表現にモンダイあったら削除してください)あなたのようにすてきな文を書く人とすてきな出会いがありました。だからあなたにも・・・きっと、ね★
今後も心に沁みる作品を期待しています。
という事は今までのようにすればいいのでしょうか。
周りが結婚ばかりしているので、少し焦っています。
早く彼女が出来て結婚しないと行き遅れるような感じがしているので、早く見つけたいです。
文章フェチのパプ子さんから私の文章を気に入ってもらえてとてもうれしく思います。
また、頑張って心に沁みる作品を書いていきたいですね。