ケベックリタイヤ日記

ケベックでリタイア暮らし。ながらえば憂しとみた世も今は忘れた。毎日悦びの種をみつけてぽりぽりかじりたい。

春の雪

2018-04-08 16:58:31 | アート
 いろいろと浮かぶことあり春の雪

外は春の雪。どこかしらあたたかさを感じさせる雪。

いろいろなことがあり、いろいろなことが浮かび書きたいことたんとあれどパワーなし。

思い浮かぶままにあれこれメモ的に。

フィギヤスケートの羽生選手にはまってしまって夫が呆れるほどYOU TUBEみまくり。彼は23才でオリンピック二度の金メダル獲得。23才の時にチャイコフスキーコンクールで天才現るとセンセーショナルなデビューを飾ったのはリュカドゥバルグ。眉目秀麗で輝かしい将来を捨て出家した西行は23才だった。

羽生のフリースケート「セイメイ」を何度も観ながら西行が浮かんだ。西行とはかくありやと。西行について堀田善衛の描写が羽生選手とだぶる。西行を悪魔的パワーを秘める「怪異、西行法師」とみる。

以下引用

西行の歌集やその他の文献記録などを見ても、彼は相当な重大事を、言い方はおかしいが、けろりとしてやってのけているのである。このあたりからすでに西行のいわば怪異な相貌が浮かび上がって来る。
(羽生選手のスケートそのものではないか)

この西行という人物は、どこかしら横紙破りなものがつきまとっているようである。
(羽生選手はインタビューで傲岸ともとれる驚くような発言をするし、時に破壊的なエネルギーを醸し出す。)

皇を取って民となし、民を皇となさん_これほどに強烈な革命的言辞をなした人は、日本の歴史に崇徳上皇ただ一人であった、、、崇徳院の恨み、そしてこの怨恨の昇華したものとしての怨霊、あるいはその革命思想にたいする畏怖は、実にかつ深く当時の政治をほとんど支配していた。
(この怨霊を一喝したのが西行であるが、その怨霊に対峙する顔かくあらんと、羽生選手の陰陽師とだぶった。)

巨大な悪霊に立ち向かうに、それ以上の悪魔的な、思想家としての自信なしにはできないことと、堀田善衛は西行に冷酷な面をも観る。一筋縄では読み取れぬ西行は羽生選手とだぶる。

で、以下、「セイメイ」の写真から、羽生選手と怪異西行法師かくありやと、重なってみえる一枚をねっとより拝借。


羽生選手のスケート人生に天才っているんだなと思うと同時に、凡人の幸せをしみじみ。凡人はおこたにあたって「キャー ゆずる―」とハラハラドキドキしてればいいんで、らくちーん。歴史上、天才って、これでもかと襲い掛かる不幸とセットなんだよね。神に選ばれし人というのかな。

リュカ ドゥバルグについても書きたいと思いながら、まだ書けれない。




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