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難しい頼みを断るコツ
どんなに聞いてやるのが難しい内容だとしても、親しい人の頼みを一言で断ることは相手に対する礼儀ではない。こういう時はまず、相手の言葉を真摯に聞いてやる気持ちを持っていることが必要だ。
頼む人は、すまない気持ちで注意深く言葉を発しているのに、ばっさりと断られたら、心に大きな傷を負うこともある。それでも、もしかしたらと思って期待したことが瞬間的に崩れてしまったら、手の付けられない虚脱感に包まれることになる。
大概、その様な虚脱感は頼みを断った相手に対する恨みとか、裏切られたという気持ちに変わるものだ。
だから、自分が到底聞いてやることができない頼みならば、まずやさしく相手に理解させた後、断る意思をはっきりさせるのがいい。例をあげると、まず相手の頼みに対してうなずいた後で、適当な時、断る意思をはっきりすることも方法になり得る。
こちら側で頼みの内容を最後まで皆聞いてやった後、うなずく姿勢を見せたならば、一旦相手の自尊心を立ててやる結果になる。
「その様なことならば私がいくらでも助けてやりたい思いがします。」
無理な頼みをしたのに、こちら側から意外に肯定的な反応を表したならば、誰でも自分の無理な頼みが簡単に受け入れられたということに対して、すまない気持ちになる。その時、内々に断る意思を付け加えたならば、相手に自分が大きく譲歩をしたような気分を感じさせるのだ。
「だけど、私にはそのぐらいの余裕が無くて、、、本当に、こんな時は何とかしてやらないとならないが、、、」
このようにでたならば、相手がどんなに心を強く持って頼んだとしても、心理的反動作用を呼び起こし、すぐにこちら側の状態を考えてやりたい思いになるはずだ。
「言葉だけでも、そう言ってくれて本当にありがとう。あまり気にしないでくれ。」
相手がこのように言う背景には、自分の頼みを撤回することであなたを助けているという自己満足が内包されている。
また、もし心の中では難しいと思っていて、もあなたの誠意ある態度に感動するとか、最小限、悲しくない状態で帰ることができるはずだ。
断ることも上手にやれば、関係を篤くする土台になることもあるが、間違って同じ言葉でも相手の自尊心を引っかくことになった時、敵を作る近道だということも覚えておきなさい。
無理な頼みをする人の心理の中には、最悪の場合、この人と本意ではないが背を向けることになるという不祥事が生じるかもしれないという覚悟があるから、より注意して対しなければならないのだ。
拒絶の撃退作戦
1. 相手の要求に一旦うなずけ。
2. 礼儀正しく敬語を使いなさい。
3. 質問で話題を変えろ。
意思表示は断定的にしろ。