アポロシネマのあるアポロビルは飲食店は多々あり、忘年会シーズンもピークと言う事で1階エレベーター前は若手グループ達が多数集まって盛り上がってます
いよいよ今年も後わずか…2024年劇場鑑賞も一応ピリオド?
その2024年50本目の作品が評価の高いこの作品です
殺人事件の容疑者として逮捕され、死刑判決を受けた鏑木(横浜流星)は脱走に成功。日本各地で潜伏しながら逃走を続ける鏑木が沙耶香(吉岡里帆)や和也(森本慎太郎)、舞(山田杏奈)らと出会う一方、彼を追う刑事の又貫(山田孝之)は沙耶香らを取り調べる。しかし彼らが語る鏑木の人物像はそれぞれ全く異なり、まるで別人のようだった。
この映画見てる時にTVでは大阪地検の検事による恫喝取り調べ動画のニュースが報じられて、特捜部トップによる自白強要命令などで無理矢理に検事が自白を強要させた事が話題になってた
この作品も似たように冤罪の罪を着せられる
脱獄した主人公が顔を変えて名前も変えて逃走する…タイムリーな事だこと
あちらこちらで潜伏し、そこで出会う解体屋の兄ちゃん、女性記者、介護士の女の子らと触れ合い、そして彼と接触したそれぞれの人が彼を信じようと思わす主人公の誠実さを横浜流星がなかなかの芝居で見せてくれます
特に吉岡里帆さん演じる記者の父親が弁護士だが、痴漢の罪で裁判にかけられていて、こちらも身に覚えがないながらも強固な取り調べによる冤罪で心身ともに疲弊してる
主人公ともども二つの冤罪をリンクさせてる所が面白いですね
メッセージを感じます
この映画は見えないとこに真実があっても大半が見えるもので判断されてしまう社会の怖さを感じさせる
最後の判決の言葉が無音になるのも、"そんなんセリフで出すまでも無いないやろ"的な真実への祈りと期待を作り手から私は感じた次第です
役者さんたちの演技や見応えのある演出で評判通りの作品でした
ラストは場内すすり泣きの渦でした
★★★★ 2024.12.20(金) アポロシネマ プラスワン 21:00 C-1
意外にエンタメ度が高いところも彼はいい。
この映画はゾンビマンさんの記事を読ませて貰って鑑賞決めました
とても良かったです!
ありがとうございました