80年代中頃に公開されたこの作品はある意味、画期的なムーブメントを起こしました
この映画のヒットにより、内容云々よりリアルな特殊メイクを使った残酷シーンを見せ場にする作品がブームになり、いわゆるスプラッターブームと言うのが到来します
折しも家庭用ビデオデッキが当たり前になってきた時代…
レンタルビデオ店が増え始めた頃はホラー映画がレンタルビデオ店の主力ジャンルだった
それも全てこの作品の影響が大きいですね
この映画以降、邦題に死霊の◯◯◯と行ったタイトルがやたら増えた
因みに「エクソシスト」のヒットで訪れた70年代のオカルトブームの時はやたら悪魔の◯◯と着いた邦題が多かったなー
内容よりその残酷シーンのビジュアルしか頭に残らないようなスプラッターホラーの先駆け的作品で、安っぽくてチープなんだが、血や肉片が不必要なぐらい大量にスクリーンに撒き散らすその描写の凄まじさは笑ってしまうぐらいでした
私もこの作品をレンタルビデオで見てから本格的にホラー映画にハマり、単に内容だけでなく特殊メイクの出来不出来まで気にして見るようになったもんです
一軒の山小屋に死霊が甦り、山小屋の若者たちに取り憑き殺し合いが始まる
死霊に取り憑かれたものは肉体をバラバラにしないと倒せないと言う設定からして残酷描写の為のものと思えるし、逃げ場の無い状況から生き残るために死霊に取り憑かれた仲間たちを殺さないと行けない主人公の葛藤などもあったりして、決して残酷シーンありきだけの映画だけではありません