午前十時の映画祭で鑑賞
劇場の鑑賞は初めてです
遥か昔にレンタルビデオで借りて冷房なくて、暑くて暗い部屋で見てた時代を思い出しますな
そんな環境でもラストは感動で涙腺緩みました
当時はレンタルでもホラーにアクション映画中心でしたから、この手のジャンルはあまり借りてなかったんですがね
リチャードギア若くてカッコよく、この頃のデボラウィンガーも綺麗でした
主題歌も感動を盛り上げてくれます
どこを取っても素晴らしい名作です
寂れた生活から抜け出すのに海軍士官学校に入る主人公ザック
今の生活から抜け出したい願望とどこかに愛を求めている町工場で働くポーラ
それぞれが出会い、恋に落ちて行くのだが、海軍士官と町工場の女性の関係は所詮その場だけのもので終わるのか…?
そう終わらさせそうでありながら、結局は2人に取ってまさに愛と青春の旅だちとなると言うハッピーエンドはこれでいいのだ!と拍手してしまいそうなまでの感動をもたらしてくれる
白い軍服のザックに抱えられたポーラが町工場から希望に満ちた真っ白にハイキー調の外に出る時にザックの帽子を取り自分の頭に乗せる時にストップモーションになって映画が終わる
タイミングがばっちり過ぎます
更に同時に主題歌が被るそのタイミングは芸術的とさえ言えます
素晴らしいラストシーンです
あのポーラが帽子被るのも中盤でラブシーンで1回出てくる
ラストの前フリになってんですね
もう1人ザックの親友のシドは同じ町工場で働くリネットに恋に落ち、士官学校を退学して彼女にプロポーズするんだがリネットはシドではなく海軍士官と結婚したかったとプロポーズを断られ、失意の中自ら命を絶つ…
ここは何回見ても切なく悲しくなりますね
ポーラとリネットは求めた幸せの価値観が違っていて真の玉の輿を狙っていた訳ですね
L・ゴセット・Jr…この人無くしてこの映画語れませんね
厳しい言葉でシゴいてシゴキまくる鬼教官フォーリー!
ザックを目の敵のようにシゴく分、ラストの卒業式の敬礼のシーンはジーンと胸に染みるんですよねー
観客はいつもながら年配層ばかり
でも若い映画ファンからすればダサいとか言われんかなー?
いやいやこの作品何年経って見ても良い映画として愛されるハズです
★★★★★ 2019.8.1(木) TOHOシネマズなんば 別館シアター12 D-12