MOVIE KINGDOM Ⅱ

映画に関する話題やライブ&イベント、ローカルなグルメ情報など色々話題を広げて行きます
ポイントは★~★★★★★★

No.02 「ジョーズ」IMAX

2025-01-13 18:55:00 | 2025年劇場鑑賞



生涯ベストワンの「ジョーズ」IMAX上映見て来た
仕事を早めに切り上げてTOHOシネマズなんばに!
やはり「ジョーズ」がIMAXで見れるとなると見ない訳には行きません









今年で50周年なんですね
ビデオテープ、DVD、Blu-ray、映像媒体が変わるたびにこの作品のソフトを買って何年かに一度は見てます
そして劇場では衝撃の梅田グランドでの初公開時のリアルタイム鑑賞、午前十時の映画祭での鑑賞、そしてこのIMAX上映と劇場では3度目になります
感想はブログで描き尽くしたので書きませんが(感想は当ブログの「オールタイムベスト」のカテゴリーの「キングの名画座「ジョーズ」」を参照ください)
ただ見るたびに色々と気付く事もあります
シネマスコープ画面にブロディ、フーパー、クイントの三人が同時に収まるカットが時折りあり、そのフレーミングの妙を今回の大画面での鑑賞で感じました
サメがクイントを咥えて、トドメの一噛みした時の骨の砕ける音など今回改めて感じました
初鑑賞時はサメがガバッと出た時に驚きましたが、後々の鑑賞時は出るのがわかってる為に驚きはありませんでしたが、今回はわかってても驚いた!
まさにIMAXの大画面ならではの迫力ですね
IMAX用に撮られた作品でもないし、素材は50年前の作品です
画像粗いかな?と思ったけど、全く違和感無かったし、シネスコで天地に余りがあるけども迫力に遜色無し
しかも途中から画面サイズが気にならなくなっていて作品の中に入り込んでいた…この圧倒的な没入感は50年経っても不変です
大画面で見てカット割、アングル、フレーミングまさに若きスピルバーグ監督の映像感性が詰まった大傑作ですね
また改めてこの映画が好きになりましたと言うより、この「ジョーズ」を見るたびに映画と言うのが好きになります
初鑑賞時の梅田グランド劇場でのラストのサメが吹っ飛んだ時の場内拍手喝采が私の人生の何度目かの分岐点の一つであったように、今回も50年前にこの作品で映画と言う魔法にかかった10歳の私が、50年後の還暦を迎える年にIMAX上映を見て再びこの作品で魔法にかかったようなそんな充実感がありました




★★★★★★ 2025.1.11(土) TOHOシネマズなんば 本館スクリーン2 18:20 H-24

No.01 「エマニュエル」

2025-01-12 14:03:00 | 2025年劇場鑑賞




今年1本目の鑑賞!
本来は「ジョーズ」IMAX上映行きたかったけどさすがに夕方の回で時間合わず
このリプート版「エマニエル夫人」見た

1974年社会現象にもなった作品「エマニエル夫人」
当時としてはエロい映画なのに成人指定(R-18)でなく一般作品として公開され、何と多くの女性客を集めてポルノ映画と言うより女性映画として大ヒットしました 
テレビの洋画劇場でも普通に放送された
当時小学生の私は劇場で見る事なく、何故か主題歌のサントラレコードだけうちにあるだけでした
私は大人になってからも「エマニエル夫人」をまともに通して見た記憶があまり無く…飛び飛びでテレビ洋画劇場やcs放送で見た感じ
しかしこのエマニエルと言うコンテンツ(笑)後に様々なエマニエルやエマニュエルと付く作品が何年にも渡って誕生しました

で、新たなに装いも新たに誕生した令和のエマニュエル(日本風に言えば)
演ずるはノエミ・メルラン
今風の顔立ちでエキゾチックな感じのエマニュエル
初代にして最高峰であるシルビア・クリステルの昭和顔と言うか70年代風の顔立ちとはイメージが大分変わります

ホテルの品質調査の仕事に携わるエマニュエルはオーナーからの依頼を受け、香港の高級ホテルに滞在しながら査察を進める

その際に出会ったナオミ・ワッツ演ずる支配人・マーゴや、謎めいた宿泊客たちとの交流を通じ、彼女は自身の内なる欲望を解き放つ喜びを知る。


冒頭の飛行機内のトイレでの立ちバックのエッチシーンがあるが、あっさりしたものでシルビア版はもっとねちっこいような気が…

レーティングがR-15でやな予感でしたら・・・仮にもエマニエルと名がついたのがそんなレーティングで出来るのか?

出来たんです…それがこの作品

この新エマニュエルのノエミ・メルランさん2.3回ある入浴シーンぐらいしか脱ぎません

そしてラストにソフトタッチにですが、裸を見せての絡みが出てきます

それもラストのクライマックスシーンとも思えないテンションで…事が終わると同時に映画も終わりやがんの(笑)

正直、期待ハズレ!

"エマニエル"(エマニュエル?…どっちでもエエわ!)と言う金看板を背負っての出演なのにこれは無いでー(笑)

やはりこのエマニエルと言う名の付く作品群はエロスが勝負なだけにエロスと見せかけた文芸作品風に見せられても…パチもんとしか見えず

エロスを抜きに文芸作品として見てもやはり平凡な作品であります

エマニエルの看板を傷つけやがってー(笑)

女性監督だから?

そんな言い訳より初代エマニエルのシルビア・クリステル嬢に菓子折り持って謝ってこい!


しかし男の部屋に侵入してバスタブの残り湯につかり、その湯を口に含んで飲み歓びを噛み締めるシーンはエロかった

結局それが1番エロいってのもなー(笑)

途中出てくる東洋人の姉ちゃんの方がよっぽどヤラシそうやったぞ




★★  20251.10(金) なんばパークスシネマ シアター11 20:25 G-4










2024年ベストテン

2025-01-01 14:04:00 | ベストテン

あけましておめでとうございます

今年もこのブログをよろしくお願いします

まずは恒例の2024年ベストテンです


第10位 十一人の賊軍



まさに東映映画の真骨頂
役者達の熱量がスクリーンからほとばしるエネルギーが凄まじい!

第9位 あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。


現代の女子高生が太平洋戦争の末期にタイムスリップし、特攻隊の青年と恋に落ちる…ラストは劇場内は号泣の嵐!

第8位 梟ーフクロウー


王子暗殺の"目撃者"は現場にいた"盲目の鍼灸師"だった
怒涛の二転三転の展開に韓国映画の底力を見せられた

第7位 フォールガイ



ハリウッド舞台にしたこれぞアメリカ映画って感じのハチャメチャな楽しい映画愛に満ちた作品

第6位 「コヴェナント/約束の救出


死戦のさなか絆が深まる米兵とアフガニスタン人通訳との運命のドラマ

最後はやはりアメリカ軍最強を見せつけてくれる


第5位 「ロボットドリームズ




犬とロボットの友情の物語を素朴な絵で描かれたアニメ映画
見る人に寄って見方が色々と違う秀作

第4位 「シビル・ウォー アメリカ最後の日


アメリカ国内で内戦が起こるドラマだが今となっては無いとは言えないタイムリーな話

それを従軍記者の目を通して描かれる

力作です


第3位 「侍タイムスリッパーズ」



末のサムライが決闘の途中に現代の時代劇の撮影現場にタイムスリップすると言う設定がいい
時代劇愛に満ちた傑作!

第2位 「関心領域」


アウシュヴィッツ収容所の隣に住む裕福な家族のドラマ
生と死、天国と地獄…その境目に住むが故の感覚の麻痺した危うさが怖い問題作

第1位 「オッペンハイマー」


原爆を作ったオッペンハイマーの栄光と絶望のドラマ
3時間の長尺ながら見事な編集と素早いカット割に快調なテンポの良さでまったく長さを感じさせない傑作


2024年ベストテン


1位 オッペンハイマー

2位 関心領域

3位 侍タイムスリッパーズ

4位 シビル・ウォー アメリカ最後の日

5位 ロボットドリームズ

6位 コヴェナント/約束の救出

7位 フォールガイ

8位 梟ーフクロウー

9位 あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。

10位 十一人の賊軍

次点 フェラーリ



2024年ワースト3




1位 「ヒットマン」

2位 「FEAST 狂宴」
3位 「ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ」

あまり乗れなかった1位

思ってたんと違う展開だった2位

これまたこれは違うやろの3位

でも電話口でシャンソンの名曲♫行かないでをアカペラで歌うジョーカーに涙


2025年劇場鑑賞がまた始まります

どんな映画に出会えるか楽しみです!


No.50「正体」

2024-12-23 15:20:00 | 2024年劇場鑑賞





アポロシネマのあるアポロビルは飲食店は多々あり、忘年会シーズンもピークと言う事で1階エレベーター前は若手グループ達が多数集まって盛り上がってます
いよいよ今年も後わずか…2024年劇場鑑賞も一応ピリオド?
その2024年50本目の作品が評価の高いこの作品です

殺人事件の容疑者として逮捕され、死刑判決を受けた鏑木(横浜流星)は脱走に成功。日本各地で潜伏しながら逃走を続ける鏑木が沙耶香(吉岡里帆)や和也(森本慎太郎)、舞(山田杏奈)らと出会う一方、彼を追う刑事の又貫(山田孝之)は沙耶香らを取り調べる。しかし彼らが語る鏑木の人物像はそれぞれ全く異なり、まるで別人のようだった。

この映画見てる時にTVでは大阪地検の検事による恫喝取り調べ動画のニュースが報じられて、特捜部トップによる自白強要命令などで無理矢理に検事が自白を強要させた事が話題になってた
この作品も似たように冤罪の罪を着せられる
脱獄した主人公が顔を変えて名前も変えて逃走する…タイムリーな事だこと

あちらこちらで潜伏し、そこで出会う解体屋の兄ちゃん、女性記者、介護士の女の子らと触れ合い、そして彼と接触したそれぞれの人が彼を信じようと思わす主人公の誠実さを横浜流星がなかなかの芝居で見せてくれます

特に吉岡里帆さん演じる記者の父親が弁護士だが、痴漢の罪で裁判にかけられていて、こちらも身に覚えがないながらも強固な取り調べによる冤罪で心身ともに疲弊してる
主人公ともども二つの冤罪をリンクさせてる所が面白いですね
メッセージを感じます

この映画は見えないとこに真実があっても大半が見えるもので判断されてしまう社会の怖さを感じさせる
最後の判決の言葉が無音になるのも、"そんなんセリフで出すまでも無いないやろ"的な真実への祈りと期待を作り手から私は感じた次第です
役者さんたちの演技や見応えのある演出で評判通りの作品でした

ラストは場内すすり泣きの渦でした




★★★★ 2024.12.20(金) アポロシネマ プラスワン 21:00 C-1





No.49「ロボット・ドリームズ」

2024-12-16 11:41:00 | 2024年劇場鑑賞







久々に梅田に遠征!
新テアトル梅田にやってきました
シネリーブル梅田からテアトル梅田になって初登場
見た作品が話題のアニメ「ロボットドリームズ」
アカデミー賞ノミネートにもなった作品で結構良いらしい
て事で梅田にやってきました

孤独な日々を送るドッグ(犬)が、テレビで見た友達ロボットの通販を見て即購入し、自ら組み立てて共に過ごすことになる
毎日のように散歩したり、一緒に踊ったりスケボー楽しんたり、2人は親友として楽しい日々を過ごす
夏のある日海水浴に出かけたがロボットが海水により、錆びついてしまい砂浜から動けなくなる
ドッグは何とか動かそうと試みるが上手く行かず、やがて海水浴場は閉鎖され、1年後の海開きまで会えなくなってしまう…
時間が流れお互いにそれぞれ違う友達が出来て新しい生活が始まるが…

この作品は犬とロボットが主人公で描かれる
出てくるキャラは全て何らかの動物またはロボット…全て非人間で描かれる事で見る側は色々と当てはめて考えて見れるんですね

私は終始切なさを感じながら見てました
ドッグとロボットをどうしても男女として見てました
これ見る人によっては違うかも?

閉鎖された海水浴場から何とかロボットを救おうとするが、結局来年の海開きの日まで待つと言う決断するドッグ…待つんやねー
たしかに工具持って砂浜の柵を破ろうとしたり、役所に掛け合ってるするが1年待つ決断をする
この辺は見る人に寄って色々考えるでしょうね
私なら陸地がダメなら海から行きゃ良いのにと思ったが(笑)

砂浜に倒れたままのロボット
時々夢をみる
いずれも何らかの形で砂浜から抜け出し、ドッグの元に帰るがすんなりと会えない現実にハッと夢から覚める
そしてドッグはまた日々孤独な生活に戻っていく

しかし月日の流れと共に
お互いに相手が居ない世界にも色々と出会いがある事を知って行く
ロボットは片足を穴の開いたボートの穴埋めで外されたりすると言う酷い目に会ったりしながらも、ある日やって来た小鳥に脇のとこに巣を作られて、仲良くなりヒナたちが巣立ちまで見守る事に癒しを感じ、ドッグは日々の生活の中で雪だるまと友達になりボーリングを楽しんたり、凧揚げしてたらスポーティな女子と知り合い連絡先を交換して束の間日々を過ごす
この互いが置かれた環境に準じて生きて行く姿はまさに人間的な世界ですね
お互い相手を思いながらも日々の生活に流れていくのは我々の姿に映ってました
非人間キャラで描かれるから余計にそう感じたかも知れません

1年後やっと砂浜に行けばロボットの姿は無くとぼとぼ引き上げるドック
ロボットは廃品回収に回され、そこて、また新たな出会いと共に新たな友達とロボットの次の生活が始まり、ドックもロボットの事を心に引きずりつつ、新しい中古のロボットを購入し、新たな生活を楽しく送る…そしてそれぞれが新しい環境の生活に馴染んだ頃、ロボットが偶然にドッグを見つける…

この作品はここでロボットの取る決断がハイライト
人によって解釈が色々あるかも知れませんが、なかなか色んな意味で深く、自分の欲や幸せ、または相手の幸せを考えると様々な考え方が出来ます
切なくとも前向きになれるラストシーン…そこにアースウィンド&ファイヤーのセプテンバーがズルい使われ方(笑)
2人を繋ぐキーソングとして使われて歌詞が2人の心情にピッタリで効果的ですね

ドッグとロボットの最初の生活部分が短くて、もう少しじっくり離れるまでの交流を見せてくれたらと思ったが、終わって見れば離れ離れなってからのがドラマの主題なんですね
序盤はドッグが主人公かと思ったが終盤はロボットからの目線に思えました
題名がロボットドリームズ言うくらいやしね

ディズニーやピクサーでもないし、CGアニメや精巧な作画でもなく、むしろ素朴なタッチが良い味出してる
セリフが一切無いけど、102分間退屈することもありませんでした(そこが1番懸念してた)
人間に当てはめると見る側にも色々考えさせる作品で良かったです

初体験のOdessaシネマは効果がこの作品に関しては良くわからんかった
最初のOdessaのロゴが出るデモ映像は立体的な音だったが…映画によるんでしょうなー


★★★★ 2024.12.13(金) テアトル梅田 Odessaシネマ1 20:15 F-13