レンタルビデオ創世記の80年代半ばにビデオ雑誌何かが多数刊行されいて、その当時レンタルビデオ人気ランキング1位がこの作品でした
「ブレードランナー見たい人この指と〜まれ!」
みたいな見出しが躍ってた記憶がありますが、当時はブレードランナーて言う映画は地味な印象しか無くイマイチ見る気もせず未見のままでしたので何故そんなに人気あるのか理解出来なかったですね
ワーナーホームビデオからのリリースだったので当時はメーカー特約店しか置けないシロモノでしたので、私は行きつけのレンタルビデオ店でタビングものをダビングして貰い(たしかテープ込みで4000円くらいしたかな)鑑賞しました
しかし終盤ロイバッティが死んだとこで切れてやがんの(笑)
(この辺の背景は当ブログの[映画の話題]のカテゴリーから「嗚呼、追憶のレンタルビデオ店(黎明期編)」を見て下さい)
この映画初めて見た感想は意外と渋い、そして面白い
ストーリーとしてはSF映画と言う意味ではサイボーグと戦うと話しにしては地味なんだが、それがかえってこの映画をカルト的な人気にしてるような気がします
ハリソン・フォードの時折挿入されるナレーションがハードボイルドな雰囲気を出していて好きですね
「ブレードランナー 最終版」ではナレーションがカットされていたが、リドリー・スコット監督はナレーションは不要と考えてるようだが、私はある方が好き派ですね
ショーン・ヤングのサイボーグのような美形具合も良いですが、悪役ロイバッディを演じるルトガー・ハウアーの存在感が最高です
ニヒルな悪役ながらどこと無く悲しみと死への恐怖を滲み出たような表情は絶品です
この作品以降「ヒッチャー」「ウォンテッド」と良い感じの映画に出ますが、やはりこの作品からその片鱗が伺えます
また和洋折中でチャイニーズな未来都市の美術もただただ凄いです
強力わかもとのインパクトは強烈なのであります
しかしやはり何度見ても一般受けする映画とは思えないんですねー
何故この映画がビデオ人気ランキング1位になったのかは謎のままです
しかし何度見ても面白い映画だからそれで良いんですけどね